バスケ審判

バスケ審判でファウルの基準が分からない!〜これさえ読めば分かる!あとは実践ですね!!〜

2019年7月3日

バスケの審判をしていて、選手同士の接触はあったけど

ファウルかどうなのか分からない!

ファウルだという自信がないから笛が吹けない!

そもそもファウルの基準てなんなの!?

 

バスケ審判を始めたばかりの審判員の方って、こんな悩みを持っていないですか?

笛を吹けずにいると単に笛をくわえてコートの中を走り回っている人だと揶揄われたり、笛を吹け!と怒られたり、このままでは審判するのが怖くなりますよね。

バスケ経験がなく、ミニバスとかの帯同審判員をされる方には特に多いですよね。

 

僕は中学校のバスケの試合で審判をしていますが、審判を始めた頃は同じような悩みを持っていました。

マー坊
ファウルって難しい!!💦

でも最初に審判として必要な基本的な知識、そしてファウルの基準を頭にインプットしつつ、実践を繰り返していくうちに4年たった今では、楽しんでバスケ審判をすることができています

 

せっかく苦労して講習会に通って審判資格をとったのに、ファウルが分からないまま恐る恐る審判をやっていては非常にもったいないです。

そのまま続けていて嫌になって審判をやめてしまうということになるかもしれません。それはあまりにも虚しいです。

 

この記事では、そんなバスケ審判でファウルの基準が分からないという悩みを解決していきます。

しかし、まずそのファウル見るための知識が必要なのでそれをインプットするところから始めましょう。

ファウルの基準なんて最初は誰にも分からない!まずはファウルを見るために必要なことを学ぶ!

ファウルを見るためには、まず審判が選手同士の接触の事実を見ないといけません。

加えて選手やベンチ、観客などに審判のとったファウルに対する疑念も抱かせてはいけません。

そのためには審判のコート上における視野、動作が大事なのです。

審判の視野〜視野を分担して全ての選手を見る〜

バスケの審判は基本的にトレイル(選手の後方追いかける審判)とリード(選手の前方先回りする審判)と言われる2人の審判でコート上を目まぐるしく動くの全ての選手を見ます。

その際に、各審判は下表の図のような視野で分担する形となります。

審判の視野分担

各審判の見るエリア

トレイル:①②③⑤⑥

リード:④⑤⑥

※⑤⑥は混戦が予想されるので2人の審判で見るエリアです。

 

ではなぜこのように分担するのでしょうか?

 

例えば、トレイルが本来リードの見るべき④で起きたファウルをとったとしましょう。

すると、ベンチや観客からは「なんであの審判あんな遠いところのファウルが見えるんだ!?」と疑念をもたせることになったり、選手もファウルすれすれのプレイだとしたら納得いかないでしょう。

ボールが④にある場合、距離的にリード審判が近いため選手同士の接触は見やすいですが、逆にトレイルは遠いため接触を見ることは難しいですし、他の選手に被って見れない可能性もあります。

 

要するに審判から遠い位置でのジャッジなんて説得力がないんです。

そのため、見るエリアを分担することで各審判がより近い位置で選手を見ることができ、適切なジャッジをすることを意識しての分担なのです。

そうすることで選手はもちろんベンチや観客にも説得力を持たせることができますのでファウルに対する疑念を排除しているのです。

ボールがあるところにだけにファウルが起きるとは限らない!

イリーガルスクリーンなどボールがないところでの選手同士の接触プレーも頻繁にあります。

特にミニバスの試合などではスクリーンがうまくできなかったり、ファウルを理解していない子供達もいるので、ボールを持っていない選手もしっかり見ていないとベンチから

「審判!それファウルだよ!!💢」

と叱られます(体験談)。

 

それに公式戦ともなれば、一つのファウルが勝敗を分けることも多々あるので確実に視野分担は意識してください。

でも最初はどうしてもボールに視線が行って担当外でのプレイを一生懸命に見てしまいがちです。

マー坊
僕の場合、担当エリア8割、担当外2割とカウンターなどに遅れることがないよう視野に入れる程度で見るようにしています。

 

相手審判との視野分担を意識しつつ実践を繰り返せば必ず慣れてきます。

それに分担すると、余計な体力消耗も抑えることができるので最後まで常に落ち着いてプレイを見ることも可能になりますよ。

審判の動き〜四原則に従って見やすい位置を確保する〜

ここでは審判のコート上での動きを解説するにあたり覚えておきたい言葉があります。

ボクシングイン、オールウェイズムービング、ペネトレーション、スペースウォッチングで、これを「審判の動きの四原則」といい、より正確な位置でファウルを判断できるようなしくみとなっています。

これができないとファウルを取ることもできないし、取ったとしてもそのファウルに対し周りから疑念の声もあがってきすよ。

ボクシングイン

両審判(リードとトレイル)が以下のような場所に位置し選手を見ていたらどうでしょうか?

見ることのできない選手もいて全ての選手の状況把握ができてないですよね。

審判の視点NGVer

では、以下の表のように、両審判(リードとトレイル)が以下のような場所に位置し選手を見ていたらどうでしょうか?

全ての選手の状況が見れるような位置なのでこれなら全ての選手の状況が把握できるのでファウルも見やすいです。

審判の視点OKVer

ボクシングインとは常にコート上の全選手の状況を把握できるように審判の視野の中に入れておくことをいいます(常に対角に位置取りすることを言うのではありません)。

戦術などによっては、各審判が移動し位置を変える必要もありますので相手審判の動きも見ておいてください。

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オールウェイズムービング

トレイル審判が下記のような位置で動かずに選手を見ていたらどうでしょうか?

状況:Aの選手からBの選手へパス、相手Cの選手はBの選手にディフェンス、もしくはプレッシャーをかけてきます。

B選手と相手Cの選手の状況がわからない(見えづらい)ので、もしファウルがあった場合にはその事実が確認できませんよね。

オールウェイズムービングNG

では、審判が以下のようにボールの動きに対応して位置を変えるとどうでしょうか?

B選手と相手Cの選手の状況がしっかり見れるような位置なので、ファウルがあった場合にはその事実が確認ができます。

オールウェイズムービング

オールウェイズムービングとは、目まぐるしく変化するプレイに対し常に良い角度や位置で選手のプレイを把握するよう動き続けることです。

 

審判講習会の中で講師の方が一番見ているポイントはきちんとオールウェイズムービングをしているかどうです。

四原則の中で審判がきちんと実施しているかどうかが観客やベンチから見ても分かりますからね。

もし、オールウェイズムービングを実施しておらず、ベンチなどファウルに疑念があるとすぐクレームがきます。

「そんな位置からファウルが分かるの!?💢」と...

なので初心者は常に動き回って良い角度や位置を確保することを癖にしておくと良いでしょう。

これ非常に疲れますけど、万が一ファウルが間違ってたとしてもベンチなどからのクレームは少ないです(体験談)。一生懸命やっているという情が伝わるんですかね。。。

もっと詳しく知りたい方は下記リンクをクリック!

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ペネトレーション

例えば、ゴールに向かってドライブを仕掛ける場合やリバウンドに対して、審判は一歩踏み出して状況を把握することが大切です。

それは、選手同士の接触の影響を見極めるために必要なことなのです。

そうすることで、最終的にどのような結果になるのか(どのチームの何番が相手チームの何番に何をしたか)を見極めることができます。

ペネトレイト

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スペースウォッチング

審判が下記のような位置で選手を見ていたらどうでしょうか?

審判と選手が重なって(ストレイトライン)状況が把握できません。

スペースウォッチングNG

では、審判が下記のような位置で選手を見ていたらどうでしょうか?

審判が選手同士の間を捉えているので状況把握が可能です。

スペースウォッチング OK

目まぐるしく変わるプレイに対し

スペースウォッチングとはオフェンス選手とディフェンス選手との間のスペースを見極めることをいいます。

これは接触の事実責任があるかどうか判断するために必要なことなんです。

もっと詳しく!
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これまで、ボクシングイン、オールウェイズムービング、ペネトレーション、スペースウォッチングを学んできましたが、注意しておきたいのはそれぞれが個々に機能するのではなく、

接触の事実責任を把握するためにスペースウォッチングを実施し、

その影響を見極めるためにペネトレーションをし、

目まぐるしく変化するプレイに対しオールウェイズムービングを実施しながら、

2人の審判で協力し全選手を把握するのにボクシングインをすることで効力を発揮するものなのです。

「審判の四原則」を一つでも実施しなければ正確なファウルなんて取ることはできません。

選手、ベンチや観客からのクレームともなるのでしっかりと覚えて実施してくださいね!

ファウルの基準はこれだ!!

さあ!「審判の四原則」は全て把握済み!!あとはファウルの判断をするだけです。

でもあまり難しく考えなくてもいいです。

これまで解説してきた、ボクシングイン、オールウェイズムービング、ペネトレーション、スペースウォッチングを実践することでファウルの判断はできるようになります。

では解説します。

接触・責任・影響

これは「ファウル3原則」といって、この3つの要素を確認してからファウルをとりあげる必要があります。

接触

まず最初に選手同士(オフェンス選手とディフェンス選手)の体の接触はあったのかを判断します。

「審判の四原則」であるスペースウォッチングを実践しましょう。

例)オフェンスA選手が(レイアップ)ショット動作中、ディフェンスB選手がA選手の腕を掴んだ

体の接触とはどの状態のことをいうのか解説します。

体の接触の考え方〜シリンダー〜

「シリンダー」とは、選手が普通に足を広げて手を上げたときの空間のことで、そこで体の接触があってかつ影響があった場合にファウルが認められます。

つまり自分の「シリンダー」を超えた状態相手の「シリンダー」に侵入相手を押したことで相手が倒れた場合にファウルとなります。

  • 相手を押した・・・接触が成立
  • 自分の「シリンダー」を超えた状態で相手の「シリンダー」に侵入・・・責任が成立
  • 相手が倒れた・・・影響が成立

バスケ審判のファール基準

引用元:2018バスケットボール競技規則 [第33条 コンタクト(体の触れ合い):基本概念]

責任

接触があったならば、その責任は誰(どちらのチーム)なのか判断します。

「審判の四原則」であるスペースウォッチングを実践しましょう。

基本的にはシリンダーの考え方で自分のシリンダーを超えて相手シリンダーを犯した場合に、責任が成立します。

例)ディフェンスB選手

影響

接触があって、誰の責任なのか判断したら、最後にどのような影響があるのか見極めます。

「審判の四原則」であるペネトレーションを実践しましょう。

例)ショットの邪魔をされリリースできなかった。

もし影響がない場合ですと、ファウルは成立しません。あくまでも影響があるかないかで判断されます。

また、ファウルされた選手がファウルを取られることで有利な状況を失うようであればファウルは取りません(アドバンテージ)。

 

このように「ファウルの三原則」という接触・責任・影響が確認できてからファウルを取り上げます。

単にお互いぶつかったからといって勢いで笛を吹いてしまったりすることがないようまず落ち着くことが大切です。

「ファウルの三原則」である接触・責任・影響を意識しながら、上手い審判のゲームを見たりしてあなた自身のファウル基準を確立してください

その時に、他の審判とのファウルをとる基準に差があるのを感じますが、それは当然のことなので心配は無用です。

あなたもこれでファウルが吹ける!

ファウルを取るためのポイント!

コート上における審判の視野分担が必要です。

「ファウルの四原則」に従い2人で全選手を見て良い位置・角度、そして一歩踏み出してその状況を把握する。

「ファウル三原則」を確実に確認してから笛を吹く!

一つファウルを取るのにこんなにたくさんのことを理解し実施しないいけないの?と思われるかもしれませんが、バスケ未経験者であれば誰でも最初はファウルなんて吹けませんよ

でも今回解説したポイントをしっかり把握し継続して実施していくことであなた自身のファウル基準を確立できて少しづつ上達していくんです!

ココがおすすめ

練習試合であれば好きなだけ審判をさせてもらえることが多いです。

頑張れば1日4試合ほど笛を吹くことができて、失敗から反省や改善を繰り返せますので上手くなっているという実感がすぐに現れます。

また、ベンチの監督やコーチなどからもアドバイスしてもらえたりしますから悩みもすぐ解決できますよ!

そうなれば、今よりもっと楽しんでバスケ審判をすることができますし、長く続けることも可能なんです。

手っ取り早く覚えたいなと思う方は、近くにバスケ関係者(監督など)がいれば、その審判を見て真似するところから始めてもいいかもしれませんね。

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