ITパスポートメリット

ITパスポート試験

【ITパスポート取得のメリット】現場では無意味!しかし大学入試や就活では有効!!

2019年12月6日

 

ITパスポート」という言葉はよく聞くものの、実際その資格を取ったらどんな良いことがあるのだろう?

ITパスポートを取得するメリットとは何?

持っていると何かに役立つのかな?

 

ITパスポートの取得は、大学や企業などが推奨するIT系国家資格の一つです。

他の情報系資格に比べて歴史は浅いものの、その注目度は抜群!

 

でもなぜ、大学や企業などはITパスポートの取得を推奨しているのでしょうか。

今回は、ITパスポート取得のメリットと、大学や企業が推奨する理由を解説していきます。

 

ITパスポートのメリット

メリット

過去に、IT企業に在籍していた僕の意見です。

「ITパスポート」を持っていてもシステム開発の現場では何の役にも立ちません

なぜなら、システム開発するための知識・技術習得のための資格ではないからです。

 

しかし、ここで諦めないでください!

ITパスポートを持っていることで、あなたにとって良いことはあります。

これから解説する、以下2つのメリットを知れば、あなたはきっとITパスポート試験に挑戦する気持ちになるはずです。

  1. 大学「入試」や「単位」取得に優遇
  2. 就活において有利

順番に解説します。

 

1. 大学「入試」や「単位」取得に優遇

大学入試に活用し、合格の可能性をアップ!

大学入試に活用し、合格の可能性をアップ!

ITパスポートを持っていると、大学入試において優遇されます

例えば、専修大学や愛知大学は「ITパスポート」の取得を条件として推薦入試を受け付けています。

参考:愛知大学専修大学

このように、入試において優遇措置を採用する大学が全国で、200以上もあるのです。

参考:IPA-大学での活用:入試優遇-

 

「ITパスポート」を持っているということで推薦されると、一般入試に加え推薦入試をも視野に入れた受験が可能となります。

ですから、一般入試のみで受験するのに対し、推薦入試も加えた受験はより合格の可能性も高まります

また、受験中は様々な不安・プレッシャーなどがあるはずです。

しかし、受験の幅を広げることで、そういった不安からも少し解放されるでしょう。

 

もし高校において、ITパスポート(その他情報処理試験)のカリキュラムがある場合はぜひ、受講・受験をしてみてはいかがでしょうか。

 

大学の「単位」認定で自由を手に入れる!

大学の「単位」認定で自由を手に入れる!

また「単位」認定に活用する大学もあります

金城学院大学や静岡産業大学では、ITパスポートに合格すると一定の「単位」を与えてくれるのです。

さらに、ITパスポート取得するための受験料補助や合格のためのゼミを開講し、広い支援をしてくれる大学もあります

参考:IPA-大学での活用:「単位」認定-

 

大学側の支援を受けながらITパスポートの受験をすることで、合格率も高まるはずです

ですから、大学では早めにITパスポートに合格し「単位」を取得しておいてくださいね!

そうすることで、大学生活後半はあなたの自由な時間が増えますよ。

 

その他、ITパスポート取得による優遇措置を採用している大学は、下記リンクをご参照ください。

参考:IPA(情報処理推進機構)-大学での活用-

 

 

ITパスポートの取得は、大学生からでも遅くはありません!

ITパスポート(その他情報処理試験)のカリキュラムがある場合はぜひ、受講・受験をしてみてはいかがでしょうか。

今後の就活において有利となりますよ!

 

次節では、そんな就活時におけるITパスポートのメリットを解説します。

 

2.就活において有利

2.就活において有利

ITパスポートを持ってると、就活で有利になります

現在、新卒採用におけるエントリーシートでは、ITパスポートの有無や点数なども確認する企業が増えています。

参考:IPA-エントリーシート活用企業-

 

エントリーシートとは、就活において学生が企業に提出する「応募書類」の一つ。

面接時の資料として使用したり、大手企業などでは選考の基準としても使われています。

ですから、持っていると持っていないのとでは採用の合否に関わる可能性もあるので、ぜひとも持っていきたい資格です

また、採用時には資格手当など(基本給にプラスして)支給する企業もありますから、早めの取得をお勧めします

 

マー坊

ちなみに、僕が在籍していたIT企業では、基本情報技術者資格は基本給にプラス5,000円でした。

それよりも下位のITパスポートでも、2,000〜3,000円くらいは毎月資格手当として支給されているようです。

企業にとっては手当を付与してまで、社員に取得して欲しい資格であることが伺えます。

ただし、支給するしないはその企業次第です。

 

さらに民間企業への就職だけではなく、公務員(警察官)試験を受験する際にも有利となります

例えば、警視庁の警察官採用試験では、情報系資格(ITパスポート)を持っていると一次試験で加点評価されます。

特に公務員試験は倍率が高く、1点の差が合否を左右することもあるので大変貴重なのです!

下記リンクで、情報系資格(ITパスポート)を持っていると加点評価する全国の警察官採用試験をまとめました。

参考【警察官採用試験】年齢制限の引き上げで受験チャンスがある!!

 

 

大学や企業がITパスポート取得を推奨する理由とは

大学や企業がITパスポート取得を推奨する理由とは

ITパスポートには以下2つのメリットがあることを解説しました。

  • 大学「入試」や「単位」取得に優遇!
  • 大学生の就活において有利!

 

ではなぜ、これほどまでに大学や企業では取得を推奨するのでしょうか。

それには以下3つの要因があります。

  1. ITリテラシーを学びIT技術を有効活用する
  2. 企業のコンプライアンス強化につなげる!
  3. IT力向上の第一歩となる

一つづつ解説します。

 

1.ITリテラシーを学びIT技術を有効活用する

1.ITリテラシーを学びIT技術を有効活用する

今の時代、どこに行ってもコンピュータなどIT技術を用いた情報通信機器は使われています。

会社やスーパー、コンビニ、学校などと使われている場所は多いです。

しかもコンピュータばかりでなく、スマホやタブレットといった小型デバイスまでも使われます。

僕たちはそれらに簡単に触れることができるし、また仕事においても頻繁に使うことがあるでしょう。

もはや特定の職業や人に限って、使われる特別なものではなくなっているのです

 

ですから、身の回りにある情報通信機器について、使い方などを理解しておかないといけません

もし使い方を誤ると、あなた自身や会社などトラブルに巻き込まれ重大な損失を被ることにもなるのです。

 

要するに「ITリテラシー」をしっかりと学んでおこうということ。

「ITリテラシー」とは、IT技術に対し理解し、適切に活用するスキルのことをいいます。

そして、IT技術に関するトラブルを未然に防ぎ、プライベートや仕事(会社)で有効に活用しようという思惑が企業や大学にはあるのです。

 

ITリテラシー向上は、あらゆる職種の人に求められています。
例えば当社のオートローンの場合、自動車を購入されるお客様と直接コミュニケーションし、お客様のニーズを聞き取ることが可能なのは店舗の販売担当です。お客様ニーズをそこから営業や商品企画を通して、私たちシステム担当者に伝える際に、基礎的なITリテラシーがないと正確に情報が共有できず、お客様サービス向上に結び付けることができません。より良い商品を開発するためにも、お客様サービス向上のためにもITに関するスキルは必須のものとして捉えています。
iパスは、こうしたITスキルの基礎を身につけることができ、また自分のスキルを証明するツールとして最適だと思います。

引用:IPA-組織全体のITリテラシー向上を目指し、「iパス」を教育に活用-

 

2.企業のコンプライアンス強化につなげる!

2.企業のコンプライアンス強化につなげる!

では、「ITリテラシー」に欠けていた場合どうなるのか解説します。

IT技術を用いた情報通信機器を、適切な知識や理解もなく使っていては、非常に危険なのです

機器だけではなく、ソフトウェア(アプリ)、インターネットに関しても同じことが言えます。

 

例えば、2017年に起きた「日本年金機構の不正アクセスによる情報漏洩問題」はご存知でしょうか?

どういった事案かと言うと「標的型メール攻撃」と呼ばれるもので、特定の職員のパソコンに届いたメールに添付されていたファイルを開いたことによりウィルスに感染。

共有サーバー内のお客様情報が125万件も流出したと言われています。

 

しかも被害はこれだけではありません。

「バックドア」と呼ばれる不正プログラムにも感染し、日本年金機構の組織情報(職員情報や事務マニュアルなど)をも盗もうとしていた形跡があったのです。

最初の「標的型メール攻撃」によってウィルスに感染させ、次回から簡単に侵入できるよう経路を作っていたことによるものです。

 

元々は、職員の元に届いた1通のメール受信からはじまったこの事案。

そもそも、職員が「どこの誰だかわからないメールを開き、さらに添付ファイルまで開いていた」

ということは、完全に前述した「ITリテラシー」に欠けていたと言わざるを得ません

さらに、共有サーバーにまでアクセスを許したということも、セキュリティ意識の甘さが露呈したのではないでしょうか。

 

では、「ITリテラシー」があったらどうなったのか。

誰かわからないメールは開くことはなかったでしょう

よって、ウィルスの感染も防ぐことができたはず。

もちろん、メールのやり取りをするユーザーを限定することも必要です。

また、OSのアップデートはもちろん、セキュリティソフトを入れておくことも。

 

「機密・個人情報の漏えい」などの原因は、社員(職員)の誤まった操作や管理不備などといった人的ミスがほとんど。

このような事態が発生すれば、社会的信用がなくなったり、企業などでは取引停止となり被害は甚大です。

法的な責任や社会的責任が問われる、いわゆるコンプライアンスに違反するということです

ですから、被害を未然に防止するためにもITパスポートを積極的に活用し、IT技術に関する正しい知識を身に付けないといけません

そうすることで、コンプライアンス強化にもつながります。

 

現在では、コンピュータは、事務処理部門だけではなく、設計や製造部門でも使用することが当たり前の時代です。社員は、ITや情報セキュリティに関する知識をある程度持っていないと困ることも多々あります。また、情報セキュリティの確保については、システムでの対策も重要ですが、社員一人ひとりがITや情報セキュリティの知識をもち、正しく使用することが重要です。そのため、製造業においても必要不可欠な試験だと思います。

引用:IPA-太平洋工業株式会社インタビュー-

 

3.IT力向上の第一歩となる

3.IT力向上の第一歩となる

記事冒頭で僕は、「ITパスポートを持っていても、システム開発の現場では無意味だ!」

こんなことを言いました。

確かにその通りで、何の役にも立ちません。

なぜなら「ITパスポート」の位置付けは、コンピュータなどを使用するユーザー向けのためのスキルだからです

以下IPAの期待する「ITパスポート」の技術水準です。

職業人として,情報機器及びシステムの把握や,担当業務の遂行及びシステム化を推進するために,次の基礎的な知識が要求される。

① 利用する情報機器及びシステムを把握するために,コンピュータシステム,デ ータベース,ネットワーク,情報セキュリティに関する知識をもち,オフィスツ ールを活用できる。

② 担当業務を理解するために,企業活動や関連業務の知識をもつ。また,担当業 務の問題把握及び必要な解決を図るために,システム的な考え方や論理的な思考 力をもち,かつ,問題分析及び問題解決手法に関する知識をもつ。

③ 安全に情報を収集し,効果的に活用するために,関連法規や情報セキュリティ に関する各種規定に従って活動できる。

④ 業務の分析やシステム化の支援を行うために,情報システムの開発及び運用に 関する知識をもつ。

⑤ 新しい技術(AI,ビッグデータ,IoT など)や新しい手法(アジャイルなど) の概要に関する知識をもつ。

引用:IPA-試験要綱-

「職業人」としてというのは、全ての働く人のことであり特定の業種に限った話ではないということです。

前述したセキュリティに関しても、特にセキュリティの技術的なことではなく、IT技術の安全な活用を期待しております。

セキュリティに関する規定を知っておこう!という程度のことなのです。

 

しかし「ITパスポート」を持っていると、これにとどまりません。

あなたは、技術者になるという選択もできるのです

それは、基礎的なIT知識を理解した上で上位試験である「基本情報技術者試験」などにチャレンジするきっかけになもなります。

「基本情報技術者試験」以上の試験は、技術者向けのスキルが要求されます。

IT技術を使用するユーザーの立場から、IT技術を用いた技術者へとキャリアアップすることが可能となるのです

 

実際、僕が基本情報技術者試験を受験したときは、ITパスポートという試験制度はありませんでした。

いきなり技術者として期待される基本情報技術者試験は、少々理解するのに時間がかかりました。

マー坊

「データベースの正規化?検索アルゴリズム?プロトコル?」

用語すらわからない状態でしたから、使用用途や構造・しくみを理解するには苦労しました。

しかし、ITパスポートはこういったIT用語の理解から始まり、技術的になぜ必要なのかということを学習します

ですから、その上位試験である「基本情報技術者試験」はスムーズに理解できるので、IT技術者として活躍できる第一歩となるでしょう

そうなれば、企業としてはIT技術者を確保できます。

ですから、これからの新しい技術・手法を用いたサービスも開発していけるようにもなるのです。

 

業界未経験者で、ITの職種を希望するスタッフを毎月、正規雇用で採用し、1か月間の研修を行い、ITエンジニアとして活躍する基礎を身につけます。
スタッフの中には、IT関連の職を希望するために、初めてITの勉強をする人もいます。学習を進めていくと、本人が描くITエンジニア像と実際のITエンジニア像の間にギャップがあることに気づくことがあります。しかし、研修中にiパスを学ぶことで、そのギャップを埋めたり、目標に対するズレを修正したりすることができます。iパスは、今後どんなITエンジニアとして活躍したいかを考えるきっかけにもなっているのです。そういう意味では、iパスは、本人が自分のエンジニアとしての適性を見極め、目指すべき方向性が明確になる理想的な試験だと感じています。 iパスに合格することを、キャリア形成の入り口にしてもらっています。

引用:IPA-iパス企業インタビューランスタッド株式会社-

 

以上、企業や大学がITパスポート取得を推奨する理由でした。

 

ITパスポート取得に挑戦しよう!

ITパスポートのメリットを解説しました。

  • 大学「入試」や「単位」取得に優遇
  • 就活において有利

 

こういったメリットがあるのは、企業・大学が「これからの社会にIT技術は欠かせない!」という思惑があるからです。

そのためには、まずは職業人としてITリテラシーを正しく学んでいく必要があります。

その方法として「ITパスポート」の取得が最適なのです。

さらに、企業コンプライアンスの強化につながったり、IT技術者として新しい技術や手法でこれからの競争時代を勝ち抜いていくことも可能となります。

 

「ITパスポート」は高校生や大学生はもちろん、入社1年目の新入社員にもおすすめな資格ですよ!

 

 

この記事はいかがでしたでしょうか✨?

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