
プログラマーはやめとけと言われていますが何故でしょうか?
プログラマーを目指していて諦めたくありません。
本記事の内容
- プログラマーは「やめとけ」|本当の話と4つのウソの話
- 未経験からプログラマーになる方法とその後のキャリア選択
本記事を書いている僕は、過去にIT企業やWEB会社を経験し、現在はWEBフリーランスとして活動中。
結論をいうと、"一生"プログラマーとして活動していくことはオススメしません。
なぜなら、あなたがネットで見たり、人から聞いたりした「やめとけ」というマイナスなことばかりだという事実があるからです。
しかし「プログラマー」は将来SEやフリーラスなどにキャリアアップし活躍していくための「布石」だと思っています。
キャリアップしSEやフリーランスなど独立して活躍するためにはプログラマーから始めることが必要だということなんです。
この記事では、未経験からプログラマーを目指す方に「プログラマーはやめとけ」というのは本当の話とウソという話をしていきます。
さらに記事後半では、プログラマーのなり方や、その後さらに活躍するためのキャリア選択などについて解説します。
1.プログラマーはやめとけ!|本当の話と4つのウソの話
プログラマーは「やめとけ」という、本当の話とウソの話をします。
- 【本当の話1】プログラマーの仕事はキツイ
- 【本当の話2】将来性がない(プログラマーの仕事がAIにより奪われるかも...)
- 【ウソの話1】活躍できるITエンジニアになるための第一ステップである
- 【ウソの話2】人材不足
- 【ウソの話3】労働環境が改善されている
- 【ウソの話4】プログラマーにも種類がある
1.【本当の話1】プログラマーの仕事はキツイ
- 残業が多い(長時間労働)
- 休みがない(こともある)
- 給与が上がらない
上記、プログラマーとして「きつい」ところだけを見ると、プログラマーは「やめとけ」という話は本当です。
ただ「キツイ」ところをなるべく避ける方法があるのも事実。
以下リンクでもっと詳しく書いていますので、読んでみてくださいね!
2.【本当の話2】将来性がない(プログラマーの仕事がAIにより奪われるかも...)
将来、プログラマーのお仕事がAIにより奪われるかもしれません。
全てではありませんが、プログラマーとして肩身が狭くなることは間違いありません。
もっと詳しくAIでプログラマーのどんな仕事がなくなる?プログラマーの将来性
なぜなら、AIであればミスも(人間に比べて)ないでしょうし、作業スピードも圧倒的に人間(プログラマー)に比べて速いです。
ですから、効率的な作業を任せられるとすれば、人間(プログラマー)よりもAIが最適です。
AIがプログラマーのお仕事をしてしまうと、プログラマーの需要も落ち込のは確実です。
以上、プログラマーは「やめとけ」という本当の話をしてきました。
次節より、プログラマーは「やめとけ」というウソの話をしていきます。
3.【ウソの話1】活躍できるITエンジニアになるための第一ステップである
プログラマーの上位であるSEやプロジェクトマネージャー、コンサルタント、フリーランス(独立)であれば活躍の場も広いです。
理由は携わる仕事内容がAIや機械などにもできない仕事ですから、将来に渡り活躍していくことが可能だからです。
また、収入面においてもプログラマーよりもSEなどのITエンジニアの方が圧倒的に高いのも事実。
参考プログラマーとSEの違い(仕事・年収・スキルなど)|生き残るキャリアプランも解説
ですから、将来活躍できるITエンジニアになるには、まずはプログラマーを目指しプログラマースキルを身に付けましょう。
参考プログラマーの仕事内容を実体験から分かりやすく解説|必要なスキルも!
4.【ウソの話2】人材不足
2030年には現在(2020年5月時点)の2倍である約40万人以上ものIT人材が不足する。
上記、経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」です。
はっきりと、国もこれからIT人材が不足するということを言っています。
ですから、IT技術の需要は今もこれからもあると言っても良いです。
もっと詳しくプログラマーの需要と将来性|生き残るための将来設計とは

企業間競争を促すためにも、IT技術を使って企業のビジネスモデルを変えるべきだと、国も本腰を挙げて動いてきていますよ。
(DX:デジタルトランスフォーメーション)
5.【ウソの話3】労働環境が改善されている
以前は、デスマーチと呼ばれる休みもなく過酷な労働(残業)を強いられてきました。
仕事をやってもやっても(スクジュールに)追いつけず、体調や精神が崩れる状況にもなってしまいます。
...しかし、(記事を書いている2020年)現在では、昔のようなデスマーチはないように思います。
働き方改革による「残業規制」や「有給休暇取得制度」などを国としても見直したためです。

IT企業に勤めている友人も、以前ほどのような残業付けの仕事は今はもうないとも言っています。
6.【ウソの話4】プログラマーにも種類がある|体験談
全てのプログラマーがキツイから「やめとけ」ということではありません。
WEB会社のプログラマーはキツくなかった|むしろ良い
僕が以前勤めていたWEB会社と、IT企業のプログラマーの働き方を比べてみると圧倒的に前者(WEB会社)の方が良かったです。
僕の場合は、割と小規模なWEB会社に在籍していたのですが、直接お客さんと取引している会社でしたし給与も悪くはありませんでした。
また、スケジュールなどマネジメントも自社が行っていたので、理不尽に働かなければならない状況はなかったです。
ですから、仕事もプログラミングだけでなく、顧客とのヒアリングや設計なども担当したのでスキルを得るには最適な環境でした。
SIerのプログラマーは注意すべき
しかし、SIerなど、客先常駐と呼ばれる働き方をしているIT企業のプログラマーであれば「きつい」こともあります。
いわゆるIT業界の「多重下請けのピラミッド構造」という働き方です。
特に下請けや孫請けのSIerですと、給与も安くなりがちですし、仕事も下流工程ばかりで「やりがい」にも欠けます。
スケジュール管理なども元請けIT企業が行いますから、遅れているチームのヘルプなど残業を強いられることもありました。

一口にプログラマーといえど、システム開発、WEB開発、ゲーム開発などの仕事内容により種類は様々です。
プログラマーの種類や仕事内容については下記をご覧くださいね。
関連プログラマーの種類4つと初心者におすすめなもの|後悔なし
まずは目指すプログラマーの働き方を、下記有名エージェントを使って情報収集しておくべきですよ。
2.未経験からプログラマーになる方法とその後のキャリア選択
将来活躍できるITエンジニアになるには、まずはプログラマーになっておきましょう。
ここでは、プログラマーのなり方や、その後のキャリア選択について解説していきます。
未経験からプログラマーのなり方
- プログラミングを独学する。
- 新卒入社する
- スクールを利用しスキルを身に付ける
上記3つのパターンがあります。
順に解説いていきます。
プログラミングを独学する
プログラミングは独学でも学習はできます。
現にネット上では無料の学習サイトも充実していますし、QAサイトも豊富です。
参考プログラミングの独学は無理ではない!学習方法から稼ぐ方法まで解説

ただ、あくまで「独学」ですから、もし迷った時など質問する人がいないと辛いですね。
また、学習に行き詰まることもあり、途中断念したくなることもありますよ。
新卒入社して研修(OJT)で身に付ける
また、未経験で新卒入社し、OJTなど研修でプログラミングを学んでいくことも可能です。
ですが、やはり業務中心で「学習」には専念しづらいです。
教えてもらうというスタンスよりも、業務を通じて先輩などの良いエッセンス(スキル)を盗んでいくような、自発的に学ぶというスタンスが必要です。

上司や先輩などに叱られたりすることもあります。
課題を命じられ残業が続くこともありますから、途中辛くなって辞めたいと思うこともあります(実体験)。
スクールを利用しプロに教えてもらう
未経験者にとってプログラミングの独学は「挫折」がつきものです。
しかし、スクールでプロに教えてもらうことは、この「挫折」を回避することができます。
つまづいたところの解決方法はすぐに見つかりますし、学習の進め方など合っているのか迷うことはありません。
もし、プログラミング学習に少しでも不安を感じるのであれば、下記の有名スクールでプロの指導を受けるべきですね。
参考初心者におすすめするプログラミングスクール4つ!学ぶだけじゃなくその後の就職(転職)サポートもあり!!
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初心者におすすめするプログラミングスクール4つ!学ぶだけじゃなくその後の就職(転職)サポートもあり!!
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次節より、プログラマーになったあとのキャリア選択について解説します。
その後のキャリア選択
SEへのキャリアアップを目指しましょう。
プログラマーとして活躍できる年齢は、大体20代後半までだと僕は思っています。
参考「プログラマーに年齢や限界、学歴は関係あるの?」と気になっている方が読むべき記事【体験談あり】
次々と入社してくる若手もいますから、プログラマーは飽和状態です。
そうなると、会社からSEへの昇進も期待されますし、給与だって頭打ちです。
SEは上流工程の仕事が可能
SEともなれば、上流工程の仕事を任されます。
ですから、SIerとして「上流工程」を任される(元請けに近い)会社にも転職することも可能です。
もっと詳しくシステムエンジニアの仕事内容を実体験から詳しく解説!【就活時にも役立つ話】
また、給与もプログラマーよりも高額ですからより「やりがい」を感じることができますよ。
もっと詳しくプログラマーとSEの違い(仕事・年収・スキルなど)|生き残るキャリアプランも解説
もっと詳しく【システムエンジニアの平均年収】一般サラリーマンと比べて高い!
ITコンサルタントとして活動も可能
SEからさらに「ITコンサルタント」としても活動できます。
例えばSIerで超有名な「NTTデータ」や外資系の「アクセンチュア」といった海外で活躍できる会社への転職も可能です。
こうなると年収は1,000万円オーバーを超えることも夢じゃありませんね。
もっと詳しくITエンジニアで年収1000万円稼ぐ!どんな会社でどんなスキルが必要なのか
もっと詳しくITエンジニアが活躍する大手IT企業の平均年収ランキング50!【2020年版】
フリーランス(独立)として活躍することもできる!
直接お客さんのシステム化の要望をヒアリングし、実際にプログラミングして製品化までを一人でやっていくんです。
会社に縛られた働き方はしなくていいですから、好きな時に好きな場所で仕事できるところが魅力です。
下流工程の「プログラミング」、それに上流工程の「設計」ができるようになると、フリーランスとしても活動することができますよ。
補足|資格を取得しておくと良い!
まず、大学生など時間的に余裕があれば、プログラミング学習に加えて資格を取得しておくことをオススメします。
しかし一方で、資格なんていらないと言われることも事実です。
もっと詳しくプログラマーに資格はいらないが持っておくと有利になる場合もあるという話
ですが、資格を持っておくことで有利になったり得になることもあるんです。
- 就職(転職)に有利となる
- 様々なIT知識を学べるからキャリア選択にも有効
- 資格手当がもらえるなど
もっと詳しく【基本情報技術者】資格を取得するメリット6つ!キャリアアップや就職・転職にも有利!!
もっと詳しく【プログラマーが資格を持つことで得られるメリット3つ】学生のうちから取得すれば効果大!
そこでオススメするのは「基本情報技術者資格」というプログラマーレベルの資格です。
もっと詳しく【基本情報技術者試験の難易度や合格率】他の試験と比較し解説します!

IT企業に入社すれば、まずは「基本情報技術者資格」の取得を会社から促されるところもあります。
資格取得の勉強とプログラミング学習の両立は、時間もなく厳しかったです...
まとめ
最後に要点をまとめて終わりにします。
プログラマーは「やめとけ!」といわれる本当の話と4つのウソの話
- 【本当の話1】プログラマーの仕事はキツイ
- 【本当の話2】将来性がない(プログラマーの仕事がAIにより奪われるかも...)
- 【ウソの話1】活躍できるITエンジニアになるための第一ステップである
- 【ウソの話2】人材不足
- 【ウソの話3】労働環境が改善されている
- 【ウソの話4】プログラマーにも種類がある
いつまでもプログラマーとして活動していくつもりなら「プログラマーはやめとけ!」という話にも納得です。
「プログラマー」は将来SEやフリーラスなどにキャリアアップし活躍していくための「布石」という位置付けですからね。
給与ややりがい、またはフリーランスなど自由に仕事をしていきたいのであれば、まずは「プログラマー」を目指しましょう!