
システムエンジニア(SE)に向いている人ってどんな人だろ?
ITエンジニア経験者に聞いてみたいです。
私はなんだかSEに向いていないような気がする...
本記事の内容
- システムエンジニアに向いている人
- 向いていない人|SEの仕事についていけない人
- システムエンジニアとして必要なスキル
- 向いていなくても自然と身につく方法
本記事を書いている僕は、過去にIT企業やWEB会社に勤務し、現在はWEBフリーランスとして活動中。
システムエンジニアに向いている人は、以下3つの特徴があります。
- 一緒にいて楽しい
- モノづくりが好き
- 聞き上手
上記3つは、僕が今まで見てきた3人のシステムエンジニアの特徴でして、今でも活躍しています。
上記を見て、自分は向いていないんじゃないかと思っても心配無用です。
IT業界に入って仕事をしていく中で、自ずと身につけることができますから決して諦めないでくださいね。
この記事では、僕がこれまでみてきた以下3人のシステムエンジニアから、向いている人の特徴3つを解説していきます。
M君(後輩):大卒(理系)➡︎新卒未経験でIT企業入社➡︎PG、SEを経て現在東京支店長
T君(同僚):大卒(文系)➡︎新卒未経験でIT企業入社➡︎PG、SEを経て現在大阪支店長
Tさん(先輩):短大➡︎新卒プログラミング経験者でIT企業入社➡︎PG、25歳でSEとなり、その後別のIT企業へ転職
これから「システムエンジニアを目指したい方」「システムエンジニアだけど向いていないんじゃないかと不安に思っている方」は、最後までお付き合いくださいね。

まずはじめに、システムエンジニアの仕事内容をサクッとご紹介します。
1.まえおき|システムエンジニアの仕事内容
- システム全体の「設計書」を作る
- プログラムの「レビュー」をするなど
クライアントにヒアリングしながら、システム全体の「設計書」を作ることが主な仕事です。
また、プログラマーが作ったプログラムが設計書どおりになっているかもチェックします。
ですから、システムエンジニアはクライアントやプログラマーとも関わることから、システム開発における重要な立場ということなんです。
関連システムエンジニアとは?仕事内容など実体験から解説|就活時にも役立つ話

前置きはこのくらいにして、「システムエニジニアに向いている人」の特徴を解説していきます。
1.システムエンジニアに向いている人の特徴3つ
冒頭でも言いましたが、システムエンジニアに向いている人は以下3つ。
- 一緒にいて楽しい
- モノづくりが好き
- 聞き上手
活躍しているシステムエンジニアの特徴を挙げながら、順番に解説します。
1.一緒にいて楽しい|コミュニケーション能力がある
- 一緒にいて楽しい.
- モノづくりが好き
- 聞き上手
「一緒にいて楽しい人」はコミュニケーションが取りやすです。
なぜなら、会話も途切れないし、色んな話をしたいという感情になります。
会話をしていく中で「心許せる人」だと相手に思ってもらえるようになるんです。
ですから、システムエンジニアとして「一緒にいて楽しい人」と思ってもらえると、クライアントとのヒアリングがしやすくなります。
「コミュニケーション能力」はクライアントの悩みを細かく聞き出すことができる
コミュニケーションを取ることは、それだけクライアントと話をする機会を作ることができるということ。
なので、設計書を作る際にもクライアントの要望を細かく聞くことができますから、機能漏れなども防ぐことができます。
後輩M君は「一緒にいて楽しい人」でしたから、クライアントにも気に入られて会話する機会をたくさん作っていました。

こうした後輩M君の積極的なコミュニケーションは、クライアントのシステム化に対する要望をくまなく聞き取ることができていたんです。
2.モノづくりが好き|論理的思考能力がある
- 一緒にいて楽しい
- モノづくりが好き.
- 聞き上手
「モノづくり」が好きな人は「論理的思考能力」が鍛えられています。
論理的思考能力とは...
筋道にしたがって分かりやすく結論を導く能力のこと。
複雑な事項から最適な仕様を導く能力です。
モノを作ることは様々な制約・条件が与えられている中で、目的を達成(モノづくり)するための筋道が必要です。
何の準備や手順もなく思うがままにモノづくりをしていては、目的のモノができずに失敗します。
例えば、料理を作る時は、食材・調味料・調理器具、作る手順となる「レシピ」が必要ですよね。
レシピがないと、作りたい料理ができません。
ですから、「モノづくり」が好きな人は自然と頭の中で、モノづくりのための「レシピ」ができるのです。
「論理的思考能力」はクライアントの悩みを解決できる手段となる
システムエンジニアとして「論理的思考能力」があると、クライアントの抱える悩みを解決する筋道を立てることができます。
クライアントの悩みを洗い出し、どのようにシステム化して解決すれば良いのかという「レシピ(設計書)」ができるということです。
僕の先輩Tさんは、この長けた論理的思考能力によりクライアントから絶大な信頼を得ていました。
Tさん(先輩):短大➡︎新卒プログラミング経験者でIT企業入社➡︎PG、25歳でSE、その後別のIT企業へ転職
どんな設計書レビューにおいても、必ずTさんが参加しクライアントに説明していました。
単なる思いつきや勢いだけで話していても、クライアントは決して納得しません。
3.聞き上手|素直で真面目である
- 一緒にいて楽しい
- モノづくりが好き
- 聞き上手.
「聞き上手」であることは、相手(クライアント)の話を素直に聞き入れているということです。
たとえ自分と違った意見だとしても、決して批判的なことも言わず、相手目線で真剣に物事を考えます。
人の話をしっかり聞くということは、相手(クライアントなど)の話を尊重し、しっかり受け入れていることにもつながっているんです。
「素直に真面目」に聞く姿は、話した相手(クライアントなど)に好感を持たれ、信頼関係を築くことにもなります。
「素直で真面目」であることはクライアントとの信頼関係を築く
「素直で真面目」であると、頼れる存在となりますからクライアントの余計な手間を省くことにつながります。
なぜなら、クライアントはあらたな仕事を発注する際にも、別のシステムエンジニアを探さなくても良いからです。
頼れるシステムエンジニアであると、今後も継続して仕事をもらえる可能性だってあるんです。
また、クライアントだけでなく会社の上司にも好まれます。
上司の仕事をサポートするシステムエンジニアがいると、上司自身の仕事の負担も軽減されるからです。
同僚のT君の例ですと、入社当初はIT技術はおろか目立った特徴はありませんでした。
T君(同僚):大卒(文系)➡︎新卒未経験でIT企業入社➡︎PG、SEを経て現在大阪支店長
しかし、素直に真面目に上司の「教え」を実践し、システムエンジニアへと成長していきました。
そしてクライアントの相談窓口になるなど、リーダー的な存在にも成長していったんです。
では次節、「システムエンジニアに向いていない人」についてもお伝えしていきます。
2.システムエンジニアに向いていない人|頼りない人
システムエンジニアに向いていない人には、以下の特徴があります。
- あきらめがち|根気がない
- 変化することを嫌う人|勉強嫌い
- 常に受け身な人
順に解説していきます。
1.あきらめがち|根気がない
システム開発の過程において問題は多いです。
ですから、問題解決するための思考を止めてしまったりすると、開発なんてできません。
たとえば、クライアントからの要望に対し「できません」と答えていてはクライアントの信頼を失います。
頼りないシステムエンジニアだと思われて、仕事はもらえなくなるし、会社の居場所も失いますよ。

クライアントの要望に即答できなかったら、一旦持ち帰って調べたり、代替案を提示することも大切です。
2.変化することを嫌う人|勉強嫌い
IT業界は日進月歩。
ですから、常に勉強してあたらしい技術を知っておかないと、仕事についていけなくなります。
また、クライアントの中には、IT業界の知識が豊富な方もいるので、恥ずかしい思いをしてしまうこともあるのです。
常にあたらしいIT知識をインプットしつつ、クライアントに提案していくことで信頼関係にもつながります。

IT知識習得には、情報系の資格試験なども活用できそうです。
関連基本情報技術者試験まとめ|IT知識ゼロから合格を目指す!
3.常に受け身な人
システムエンジニアは、クライアントの要望を聞き入れなければなりません。
とはいえ、全てをそのまま聞き入れていては、良いモノ作りにはなりません。
また、クライアントのシステム化に対する不安も残すことになります。
なぜならクライアントは、ITのプロであるエンジニアの意見も聞きたいのです。
クライアントとしては、業務改善のために必要なことは言うことができます。
しかし、IT化に関しては全く無知であることが多いです。
「もっとこうした方がいい」とか「別のやりかたがある」など建設的な議論をしていかないといけません。

とはいえ、クライアントの意見に批判的になるということではないことを留意しておきましょう。
文系だから向いていないことはない!
システムエンジニアに文系や理系は関係ありません。
なぜなら、求められることは数的な専門知識でもないし、文学的な知識でもないからです。
大切なことは、どれだけクライアントの信頼を得られるかが、システムエンジニアとして活躍できるキーポイントです。
そのためには、日頃からIT知識を習得し、クライアントにとってより良いシステムを作るにはどうすべきか、と考えていくことが大切です。
では次節、システムエンジニアに向いていなくても自然と身につく方法について解説します。
今後システムエンジニアとして活躍するためにも、ぜひ読み進めてくださいね。
3.向いていなくても自然と身につく...その方法とは
結論を言うと、いきなりシステムエンジニアになるのではなく、プログラマーから始めることです。
プログラマーからはじめてみる
プログラマーは、システムエンジニアの作った「設計書」にしたがいプログラミングをしていきます。
ですから、プログラミングを実施する中で自然と「論理的思考能力」は身につきますよ。
論理的思考能力が身につく
システムエンジニアが書いた「詳細設計書」には、クライアントのやりたい機能をさらに「処理レベル」まで落として記述されています。
例えば以下の簡単な「詳細設計書」があったとすると、
入力データをチェックをする。
データベースから該当のデータを取得する。
結果データを出力する...。
上記のように「詳細設計書」には、結果を正確に導くためのロジックが書かれています。
そもそも論理的思考能力とは...
筋道にしたがって分かりやすく結論を導く能力のこと。
複雑な事項から最適な仕様を導く能力。
でしたね。
ですから、プログラミングをとおして、システムエンジニアとして必要な論理的思考能力が自然に養われます。

未経験の方はいきなりシステムエンジニアを目指すのではなく、プログラマーからはじめることをオススメしますよ!
また、現在システムエンジニアとして向いていないと思う方であれば、決して諦める必要はないです。
再びプログラマーからやり直しても決して遅くないですよ。
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コミュニケーション能力も身につく!
プログラマーになれば、システムエンジニアの方(上司や先輩)とも色んな話ができるので、コミュニケーション能力はついてきます。
例えば、システムエンジニアの作る「設計書」は(レビューしたにも関わらず)不完全なものも多いです。
ですから、どういう意味なのか理解できず、そのままではコーディングが出来ないこともあるんです。
なので、プログラマー側からシステムエンジニアに具体的な指示を仰ぎに行かなければならない状況もあります。
設計書の記載内容から、コーディングができない箇所を詰めていく作業自体がコミュニケーション能力の向上につながっていくのです。

それでは最後に、システムエンジニアとして活躍するために必要なスキルについて軽くお話していきますね。
4.システムエンジニアとして必要なスキル
システムエンジニアに必要なスキルは以下3つ。
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
どれも机上での学習では身につかず、実践でしか身に付けられないスキルです。
とはいえ、プログラマーから始めれば、システムエンジニアになるための知識は、先輩・上司を見て習うことはできます。
しかし、プログラミングスキルは、プログラマーから始めるには必ず身に付けておきたいスキルです。
プログラマーになってつまずかないためにも、まずはしっかりとプログラミングスキルを身に付けておきましょうね!
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まとめ
最後に要点をまとめます。
システムエンジニアに向いている人は、以下3つの特徴があります。
- 一緒にいて楽しい➡︎コミュニケーション能力がある
- モノづくりが好き➡︎論理的思考能力がある
- 聞き上手➡︎素直で真面目
反対に、システムエンジニアに向いていない人には、以下の特徴があります。
- あきらめがち|根気がない
- 変化することを嫌う人|勉強嫌い
- 常に受け身な人
最初はプログラマーから始めることで、自ずとシステムエンジニアとして「向いている人」となることができます!
ですから、今は「向いていない人」であったとしても、経験次第では「向いている人」になれるんです。
そのためにも、まずはプログラマーとして必要なスキルであるプログラミングを身に付けましょう。
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