
システムエンジニアになるのだけはやめとけとよく言われます。
なぜこのような事を言われているのでしょうか?
これからはITの時代だし手に職をつけたく、システムエンジニアになりたいと考えています。
本記事の内容
- システムエンジニアはやめとけと言われる理由
- なぜキツイ働き方となるのか
- システムエンジニアの未来は明るい
本記事を書いている僕は、過去にIT(SIer)企業やWEB会社でSEやプログラマーを経験し、現在はWEBプログラマーとして活動中。
システムエンジニアはシステム開発において、すごく重要な立場となります。
システムエンジニアの仕事内容は、主にクライアントにヒアリングし「設計書」を作ることです。
またプログラムをチェック(レビュー)するなど、プログラマーとも関わっていかないければなりません。
関連システムエンジニアとは?仕事内容など実体験から解説|就活時にも役立つ話
ですから、知っておくべき知識や仕事量は多く、キツイ仕事となります。
とはいえ、システムエンジニアは「やりがい」のある仕事だというのも事実です。
この記事では「システムエンジニアになるのはやめとけ」と言われる理由や「システムエンジニアを目指す方法」などについて解説していきます。

ぜひ最後まで読み進めて、システムエンジニアを目指しましょう!
1.システムエンジニアは「やめとけ」と言われる理由
- 残業が多く休みがないことも多い
- 給与が低く残業代が出ないこともある
- クライアントとプログラマーの板挟み
順に解説します。
1.残業が多く休みがないことも多い|心身とも消耗
残業が多くなりがちで、休日出勤などしないといけません。
- スケジュール遅れ
- トラブル発生時|夜中呼び出される
- サービス開始時|待機
クライアントからスケジュールが遅れていることを指摘されないためにも、休日返上で間に合わせます。
また、トラブル発生によりその原因究明や対処するのに、多くの時間を費やすので自ずと残業しなければなりません。
さらにサービス開始直後などは、予期せぬトラブルにも対応しないといけないため、社内に待機することもあるんです。

休む時間も奪われ、体力的にも精神的にも疲弊し、システムエニジニアをやめたくもなります。
その他システムエンジニアとしての「大変なところ」など下記記事で詳しく解説しています。
関連システムエンジニアの大変なところややりがい|経験者が本音で語るよ
2.給与が低く残業代が出ないこともある|やりがいない
- サービス残業
- みなし残業
特に、小規模なSIer会社ですと単価も低くなるため、所属するエンジニア(システムエンジニア、プログラマーなど)の給与も低いです。
ブラック企業に多く、働くことばかりで仕事に対する「やりがい」も失います。

最初の会社選びが大切で、残業時間や残業手当がちゃんと出るのかなど「リサーチ」が必要です。
3.クライアントとプログラマーとの板挟み|ストレスで疲弊
例えば、システム開発の過程で「仕様変更」はつきものです。
「仕様変更」ともなれば、通常であればスケジュールは延長されます。
しかし、全体の開発(進捗)状況によっては、追加作業となった分のスケジュール変更(延長)は許されないこともあるんです。
仕様変更によりプログラマーの仕事が増えているにも関わらず、スケジュールが変わらない(延長されない)とプログラマーからの反発もあります。
なので、クライアントやプログラマー双方にとって納得いくような「人員確保」「仕事量調整」といった調整作業が必要となります。

本来のシシテムエンジニアとしての仕事の他にも、色々と気を使います。。。
「働き方」は昔とは違う
ひと昔前までは、IT土方などと言われ過酷な労働環境だったのも事実です。
しかし、それも時代は変わり、今では普通の「会社員らしい」働き方となっています。
実際、IT企業に勤めているシステムエンジニア仲間でも、深夜にまで及ぶ残業やなど無理な働き方は「ない」と言っています。
国の「残業規制」や「有給休暇取得」といった法規制により、IT企業の働き方も変わったのです。

無理な働き方だと、やりがいもなく心身ともに壊してしまいます。
ですから、こうした「働き方」にメスを入れないと、ITエンジニア人口も確保できません。
文系だから「やめとけ」は違う!
システムエンジニアに求められるスキルは、学校で学ぶ数学的・文学的などの知識ではありません。
ですから、文系だからシステムエンジニアは「やめとけ」というのはナンセンスです。
また僕の仕事仲間でも「文系」「高卒」であっても、システムエンジニアとして活躍している事実があります。

システムエンジニアは、学歴や学科など関係なく就ける職業ですから、決してあきらめる必要なんてありませんよ。
以上、システムエンジニアはやめとけという理由をお伝えしてきました。
しかしシステムエンジニアはなぜこのような「キツイ」仕事になってしまうのか、次節で解説していきます。
2.なぜキツイ働き方となるのか|回避する方法
結論をいうと圧倒的なスキル不足が原因です。
システムエンジニアとして活躍するために必要なスキルは下記3つ。
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
上記は机上で学んだだけでは身につかず、実践・経験を通して身につくスキルです。
未経験者がいきなりシステムエンジニアとして働くには無理があります。
ですから、システムエンジニアはやめとけということにも納得です。

システムエンジニアになるためには、まずは同じITエンジニアである「プログラマー」から始めていくべきです。
未経験からシステムエンジニアはやめとけ
システムエンジニアはプログラマーからステップアップしてなる職種です。
なぜなら、プログラマーはプログラミングが主な仕事です。
ですからプログラマーから始めることで、プログラミングスキルはついていきます。
また、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルというのも、近くの上位者(上司や先輩エンジニア)の働きぶりを見習えば、自然に身についていくものです。
関連システムエンジニアに必要な3つのスキルと身に付ける方法も解説

いきなり料理人を目指すのではなく、最初は「見習い人」として必要なスキルや知識を習得していきましょう。
その方が、システムエンジニアになってもキツイことやストレスなど軽減されますよ。
それでは次節、プログラマーになる方法について解説します。
3.プログラマーになる方法
- プログラミングスキルを身につける
- 資格試験などIT知識を深める
- 転職するならエージェントを使おう!
順に解説していきます。
1.プログラミングスキルを身につける
まずは、プログラミングを学びましょう。
未経験でIT企業に就職しても、会社でのOJT(研修)でプログラミングは学べます。
しかし、就職している以上は、プログラミング学習よりも会社の仕事が中心となります。
つまり、仕事をする中で、同時にプログラミングを学ぶというスタイルです。
仕事中心となりますから、こなさなければならない仕事はもちろんあります。
とはいえ未経験者であれば、仕事につまづいてしまい、先に進めず残業や休日出勤などキツイ状況にもなってしまいます。
キツイ状況を避けるためにも、あらかじめプログラミングは学んでおくべきです。
またプログラミング学習の「挫折」を避けるためにも、プロによる指導が受けれるスクールの利用をオススメします。
関連初心者におすすめするプログラミングスクール4つ!学ぶだけじゃなくその後の就職(転職)サポートもあり!!
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システムエンジニアを目指すのに、プログラマーで挫折するわけにはいきませんよね。
2.資格試験などIT知識を深める
資格試験などで、IT知識を習得しておくことも大事です。
なぜなら、資格試験は現在のIT技術に関する問題が出題されます。
つまり、最低限知っておくべきIT知識が資格試験勉強で学べるということです。
特に社会人と比べて時間に余裕がある大学生であれば、あらかじめ資格取得しておくことをオススメします。

就職してからでは仕事中心の生活になりますから、資格取得の勉強に充てる時間も限られますよ。
関連基本情報技術者試験まとめ|IT知識ゼロから合格を目指す!
3.転(就)職するならエージェントを使おう!
ブラック企業などの会社に就職しないためにも、たくさんの情報を仕入れて、あなたに合った会社選びをしましょう。
そのためには、会社とあなたを媒介するエージェントが効果的です。
エージェントを利用すれば「求人情報では知れない企業情報」や「あなたがどんな会社が合っているのか」第三者的な視点で会社探しをしてくれます。
つまり、失敗しない就職が可能となるんです。
有名な転職エージェントを下記記事でご紹介しますね。
4.システムエンジニアの未来は明るい
未経験でもシステムエンジニアなどのITエンジニアを募集している企業は多いです。
しかしそれには以下の理由があるんです。
- 慢性的なIT人材不足
- DXの推進
- AIにも奪われない仕事ができる
慢性的なIT人材不足
経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2020年現在において、IT人材は約30万人不足しています。
さらに2030年には現在(2020年5月時点)の2倍である約40万人以上ものIT人材が不足すると言われています。
ですから、小学校などの義務教育でも「プログラミング」を必須とするなど、将来のIT人材の育成が進められています。
DXの推進
また、企業のビジネス戦略として、ITをもっと導入すべきだという国(経産省)の考えもあるんです。
これはDX(デジタルトランスフォーメーション)と呼ばれるものですね。
つまり、企業成長(競争)にはDXは欠かせないものとなっているんです。
DXにより急成長した、ECショッピングサイトで有名な「ZOZO」や「Amazon」が良い例です。
これからの企業戦略のためには、もはやIT技術は必須です。
そのためにも、システムエンジニアの活躍が期待されているんです。
AIにも奪われない仕事ができる
AIが台頭してきても、システムエンジニアの仕事は奪われないというのが僕の考えです。
なぜなら、定型的なルールにのっとり最適解を求めるのが今のAIです。
その提携的なルールや作法を作っているのは人です(例RPA:業務自動化システム)
つまりシステムエンジニアであり、また今後もこの流れは続くと思っています。
また、システムエンジニアは人(クライアントやプログラマーなど)と「コミュニケーション」なくしてはできない仕事に携わります。
コミュニケーションは人でないとできない能力だからこそ、システムエンジニアはこれからも活躍が期待されるということです。
もし、ドラえもんのように「人の感情」を読み取ることができるすごいAIができたならば、システムエンジニアの仕事もなくなる可能性もあります。
しかし、それも2045年ごろだという噂程度でしかありません。
独立も可能
システムエンジニアともなれば、独立も可能です。
なぜなら、システムエンジニアとして活動する中で、クライアントとのコミュニケーションスキル、マネジメントスキルなどが備わるからです。
システムエンジニアとして活躍するために必要なスキル
プログラミングスキル
コミュニケーションスキル
マネジメントスキル
「クライアントにヒアリングし設計...そしてプログラミングする...」といったワンストップで開発できて、稼げるようになるんです。

誰にも縛られず、好きな時に働けるのはすごく魅力的です。
まとめ
最後に要点をまとめて終わりにします。
システムエンジニアは「やめとけ」と言われる理由は以下のとおり
- 残業が多く休みがないことも多い➡︎心身ともに疲弊
- 給与が低く残業代が出ないこともある➡︎やりがいがない
- クライアントとプログラマーの板挟み➡︎ストレス
結果的に、体力的・精神的にもストレスを抱えがちになり、やりがいのない仕事にもなります。
しかしこのようになる理由は、システムエンジニアとして活躍するために必要なスキルを備えていないから。
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
将来的にシステムエンジニアとして活躍していくためには、最初はプログラマーを目指しましょう。
プログラマーとして活動する中で、システムエンジニアとしてのスキルは自然と無理なく習得できますよ。
そしてプログラマーとして活躍したいのならば、まずはプログラミングを身に付けるべきです。
下記でご紹介する有名エージェントは、ただ実践的なプログラミングを学ぶだけではなく、その後の「活躍の場」も紹介してくれます。
初めての就職の方も安心ですよ!
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