SIerでプログラミングができないのは不安!?将来どうなりたいかによる

初心者からプログラマーを目指す

SIerでプログラミングができないのは不安!?将来設計をしよう!

 

未経験ですがプログラミングに携われるお仕事がしたいです。

でもSIerではプログラミングできないと聞きます。

実際のところどうなんだろ?

 

本記事の内容

  • 前提知識|SIerとは
  • SIerはプログラミングができないと言われる理由
  • 今後のキャリアプランの考え方

 

僕は過去に独立系SIerに所属し、様々な大手SIerのもとで仕事をしてきました。

 

結論をいうと、SIerでプログラミングをしたいなら、プログラミングができるSIerに就職すればよいこと。

 

システム開発体制の構造上、SIerでプログラミングができないこともあります。

でも、あらかじめ将来設計(キャリアプラン)をしていけば、プログラミングができなくとも問題ありません。

 

この記事では、これからSIerでプログラミングをしていきたい方に、SIerにおけるシステム開発体制の構造を解説。

さらに、プログラミングができるSIerキャリアプランの考え方についても解説していきます。

 

SIerにおけるシステム開発体制の構造を理解しておけば、プログラミングができるSIerに就職するにはどうすればいいかもわかるはずですよ。

 

1.前提知識|SIerとは

Sierとは

 

まず、前提知識となるSIerとは何かを解説します。

 

SIerとは、クライアントの業務システムの構想・企画から設計・開発・保守・管理までを一括して請け負うIT企業のこと。

 

つまり、システムの構築から導入のすべてを請け負うIT企業のことです。

単に「SI」や「SIベンダー」と言われたりしますが「SIer」と同じ意味で使われます。

 

SIerにも種類があって以下のように分類されます。

(スマホは横スクロールできます)

SIer種類 説明 具体的なIT企業
メーカー系SIer 親会社であるハードウェアやコンピューターメーカーの情報システム部が分離独立したIT企業 日立ソリューションズ(日立)
NECシステムテクノロジー(NEC)など
ユーザー系SIer 親会社である金融、商社などの情報システム部が分離独立したIT企業 みずほ情報総研(みずほ銀行)
野村総合研究所(野村証券)など
独立系 上記ユーザー系・メーカー系にような親会社をもっておらず、独自の開発スタイルをもつIT企業 日本ユニシス
地元のIT企業など
外資系SIer 世界的な活動をしているIT企業のこと アクセンチュア
Oracleなど
その他SIer 上記に属さないSIer NTTデータなど

 

こうした前提を元に、SIerではプログラミングができないと言われる理由について解説していきます。

 

2.SIerでプログラミングができないと言われる理由

2.SIerでプログラミングができないと言われる理由

 

SIerではプログラミングができないと言われている理由は以下のとおり。

  1. システム開発体制における構造上の問題があるから
  2. 開発工程を「上流」「下流」に分けている

 

順番に解説します。

 

1.システム開発体制における構造上の問題があるから

1.システム開発体制における構造上の問題があるから

 

一つ目は、SIerにおけるシステム開発の構造が、上記のとおりピラミッド型の構造となっているのが原因です。

 

クライアントからの開発案件は、最上位のSIerが受注し以下SIer企業へ下請けに出す構造となっているんです

理由としては、最上位のSIerが自社で全て(企画から設計、開発、運営、保守など)をやるとなると、膨大な人材が必要となります。

 

今の日本の労働市場では、一時的に社員を雇用し開発が終われば「はい終わり」と言って解雇できません。

 

ですから、下請けのSIerに一部の開発を任せるようなしくみとなっているんです。

これが今のSIerにおけるシステム開発体制の現状なんです。

 

マー坊

最上位のSIerとは、日立やNEC、NTTデータなど日本でよく知られている大手SIerが多いです。

 

2.開発工程を上流・下流に分けている

2.開発工程を上流・下流に分けている

 

しかも、最上位の大手SIerが、下請けSIerに仕事を任せるのは開発工程の「下流」部分

 

「下流」とは、内部設計(ベンダーの開発体制による)プログラミングなどコーディング、テストが主な仕事内容です。

開発工程においては「プログラマーとSEの違い」で詳しく解説しています。

 

さらに大きな開発案件ともなると、下請けSIerの下請け(孫請けSIer)まで存在する開発案件もあります。

ピラミッド構造の下層になればなるほど、携わる仕事も狭められ、テスター(テストのみ実施する)となってしまうことも事実です。

 

以上のような理由を総括すると、ピラミッド構造の上層になるほど「上流」工程に携わることが多いと言えます。

上層に位置するSIerや孫請けなどの最下層のSIerだと、プログラミングに携わることは少なくなるということです

 

マー坊

実際に僕が大手ベンダーと一緒に仕事をした時には、大手SIerの若手は「設計」を任されていました。

プログラミングに携わることはないと言っていましたよ。

 

しかし、SIerではプログラミングに全く携わらないのかというとそうでもありません。

 

2.プログラミングができるSIerとは

2.プログラミングができるSIerとは

 

大手のユーザー系やメーカー系でも、部署によってはプログラミングができる可能性もあります。

 

ですが、いざ就職したものの、プログラミングに携われないとなるとすごく残念で後悔してしまいます。

ならば、最初からプログラミングができるとわかっているSIerに就職したいですよね。

 

独立系SIerならばできる|ただし孫請けSIerは避けるべき

独立系SIerならばできる

 

  • 大塚商会
  • SCSK
  • 日本ユニシス
  • オービック
  • NSD
  • インテック など

 

上記、独立系SIerの一例です。

メーカー系やユーザー系と違い名前は知られてないかもしれません。

 

しかし、こうした独立系SIerは、独自の開発案件も持っているため、自社で開発〜導入を一括で行います

 

また、未経験からでも積極的に採用していますから、入社のハードルは低いです。

入社すると、研修やOJTなどといった教育を受けながら、プログラミングスキルを身に付けていきます。

 

若手の頃は、主にプログラミングに携わり、スキルや年齢とともにSE(システムエンジニア)にキャリアアップしていくことが可能です。

 

もちろん、メーカー系やユーザー系など大手SIerの下請けとしてもシステム開発には携わります。

中堅独立SIerともなれば、大手の直下で開発ができますから、プログラミングすることは十分可能です

 

小規模は独立SIerなど下請けの下請け(孫請け)となるようなSIerでなければOK

 

マー坊

僕自身も、地元の中堅IT企業(独立系)に就職していたので、プログラミング中心の開発をしていました。

地元IT企業のほとんどは独立系SIerといわれるIT企業です。

 

孫請けSIerを避けてプログラミングができる独立系SIerを探す場合は、下記の有名エージェントを利用しましょう。

 

あなたのお住まいの地域にも、プログラミングができる独立系SIerはあるはずですよ。

 

3.今後のキャリアプランの考え方

3.今後のキャリアプランの考え方

 

プログラミングに携わることはプログラミングを武器にすることができますから、さらなるステップも可能です。

  1. WEB系などの転職も可能
  2. 同じ独立系SIerへの転職にも有利
  3. 将来フリーランスも目指せる

 

1.WEB系などの転職も可能

1.WEB系などの転職も可能

 

IT企業ではなく、WEB企業への転職も可能になります

大人数での開発となるIT企業とは違い、WEB系企業は主に少人数精鋭での開発をやっています。

 

ですから、新卒者を教育する体制が整ってないところがほとんどで、新卒者募集はあまり見られません。

 

実際に僕はIT企業から、経験者の採用枠としてWEB会社に転職しました。

 

マー坊

プログラミングに携わってきたことで、WEB系というあらたな職域にも挑戦することができました。

 

2.同じ独立系SIerへの転職にも有利

2.同じ独立系SIerへの転職にも有利

 

もちろん、同じ独立系SIerへの転職にも有利です

地方の独立系SIerの世界は狭いので、以前と同じ大手ベンダーのもとで開発メンバーに加わることも少なくありません。

 

なので、携わる業種が固定化してしまうという問題もあります。

例えばこれまでJavaをやっていたなら、転職先でもJava案件に携わったりと新しい技術になかなか挑戦させてもらえなかったです。

 

マー坊

しかし、持ち前のプログラミングスキルを認めて貰えるので転職することは割と簡単です。

 

3.将来フリーランスも目指せる

3.将来フリーランスも目指せる

 

また、プログラミングスキルさえあれば、独立だって可能です

フリーランスは、そもそも自分でモノづくりができないと成り立たない職種です。

 

ですから、プログラミングスキルは絶対に欠かせません。

 

事実僕は、独立系SIer➡︎...➡︎WEB企業を経て現在フリーランスとして活動しています。

お客さんと制作の打ち合わせする時も、常に頭の中でロジックを組みながら会話し、規模の見積もりや納期・金額などを割り出せています。

 

マー坊

プログラミングができるからこそ、お客さんにより良いサービスも提案できていますよ。

 

大手ユーザー系やメーカー系も悪くない

大手ユーザー系やメーカー系も悪くない

 

ユーザー系やメーカー系大手SIerが、プログラミングができないからといって悪い(不安な)わけではありません

理由は、大手SIerだとよりユーザー側に近い立場で仕事ができるキャリアプランがあるからです。

 

たとえば大手SIerでは、以下のようなキャリアアッププランがあります。

SE ➡︎ ITコンサルタント

 

SEであれば、開発側に立ちシステムを構築するエンジニアを差します。

 

一方、ITコンサルタントはユーザー側に立ち、あらゆるIT技術を用いて企業経営の問題を解決していくエンジニアです

システム設計に入る前までの企画が主な仕事内容なんです。

 

ITコンサルともなれば、世界的にも活躍できるようにもなりますので、高収入も期待できますよ。

 

関連ITエンジニアが活躍する大手IT企業の平均年収ランキング50!【2020年版】

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まとめ|大事なのは将来どうなりたいか

最後に要点をまとめます。

 

まず、前提知識となるSIerとは、

クライアントの業務システムの構想・企画から設計・開発・保守・管理までを一括して請け負うIT企業のこと。

種類としては、メーカー系、ユーザー系、独立系、外資系などがあります。

 

SIerでプログラミングができないと言われる理由は以下のとおり。

  • システム開発体制における構造上の問題があるから
  • 開発工程を「上流」「下流」に分けている

 

プログラミングができると、今後のキャリアプランの考え方は幅広いです。

  • WEB系などの転職に有利
  • 同じ独立系SIerへの転職にも有利
  • 将来フリーランスも目指せる

 

現在のSIerの開発体制では、主に大手SIerが上流工程を、下請けSIerが下流工程を担います。

ですから、大手SIerや孫請けといったSIerがプログラミングに携われない可能性もあるということです

 

とはいえ、大手SIerにおいてはSEを経てITコンサルタントという、ユーザー側の立場としてクライアントに対しIT戦略を提案していく職種にキャリアアップしていきます。

世界的も活躍が期待されますから、高収入も可能です。

 

ですから、ITエンジニアとして将来どうなりたいかにより、進むべき道も違ってきます

プログラミングができないからと言って、一概には不安だということにはなりませんよ。

 

早い段階で、あなたの将来像にあったSIerにアプローチしてみましょう!

 

 

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