会社員とフリーランスの違いが知りたい。
どっちの働き方が私には向いているのだろうか。
あとになって後悔はしたくない。
本記事の内容
- 会社員とフリーランスを比較
- 会社員かフリーランスのどっちになれば良いかを選ぶポイント!
- 会社員とフリーランスの掛け持ちもできる
本記事を書いている僕は、17年の会社員を経験し、現在WEB系のフリーランスとして活動しています。
会社員かフリーランスを選ぶ時、両者の働き方や収入などをよく熟知しておかないと、あとで後悔してしまいます。
なぜなら、会社員もフリーランスもそれぞれメリット・デメリットがあるからです。
しかし、この記事で解説する7つの項目を総合的に判断していくことで、あなたに合う方が判明します。
会社員、フリーランスを選ポイントも後半で書いていますので、後悔しないためにも最後まで読み進めてくださいね。
1.会社員とフリーランスを比較!
上記7つの項目について、一つづつ解説していきます。
1.収入面
- 会社員:安定だが限度あり
- フリーランス:不安定だけど青天井
収入面において、会社員は安定していますが、フリーランスは不安定です。
フリーランスは仕事がなかったら無収入ですので、安定という面では会社員の方に軍配。
また、どちらが稼げるのかと言うと、フリーランスは努力次第で会社員以上の収入を得ることも可能です。
なので、フリーランスに軍配ということになります。
会社員は会社の給与テーブルに決められている給与規定に従います。
突然桁が変わるほど、給与もらえるようになることはありませんよね。
2.税金面
- 会社員:節税は難しい
- フリーランス:節税のための工夫ができる
会社員の税金は基本給与天引きですから、節税することは難しいです。
しかしフリーランスは仕事に掛かった「経費」を所得控除とすることができます。
- 仕事関係で取引先と食事(会議費として)
- パソコン購入
- ガソリン代
- 電話代など
つまり、「年間売上げ」から上記のような「経費」を差し引くことができるので、その分だけ支払う税金を減らせるということです。
参考:会社員とフリーランス、納める税金はどっちが高い?-株式会社SoLabo(ソラボ)-
フリーランスに課される税金
ちなみにフリーランスは、以下2つの税金も支払っていかないといけません。
- 個人事業税(税率3%〜5%)
- 消費税
「個人事業税」は、プログラマーなどのフリーランスに多い「準委任契約」の場合、非課税となる可能性があります。
参考:個人事業主が納める個人事業税-レバテックフリーランス-
また、消費税も2年前の年間売り上げ1,000万円以上で支払うことになります。
なので、フリーランスになりはじめのころは心配無用です。
3.仕事のやりがい
- フリーランス:好きな仕事でやった分だけきちんと報酬がもらえる
- 会社員:頑張りが反映されない可能性
フリーランスは好きな仕事ができると、毎日が楽しくいつまでも仕事をしてしまうほどです。
僕の場合だと、仕事が仕事ではなくなり、趣味をやっているかのような感じになりました。
しかし会社員であれば、会社命令でやりたくない仕事(希望しない部署移転や転勤)もしないといけない場合もあります。
毎日の仕事が苦痛となるばかりでなく、スキルアップをする機会も逃してしまい、将来も不安になりますよ。
また、頑張ったにも関わらず、無常な残業代や賞与カット、昇給なしといったやる気の失せるようなこともありません。
4.人間関係
- 会社員:組織の中で活動していく煩わしさ
- フリーランス:基本一人
フリーランスは自分1人で活動するので、煩わしい人間関係はありません。
一方、会社員であれば、毎日会社に行くことになりますから、同僚・先輩・上司と顔を合わせないといけません。
会社は組織ですから、基本的にチームとして活動していきますので、中には気の合わない人もいるでしょう。
5.社会保証
年金・健康保険の支払いについては以下の通り。
- 会社員:会社と折半
- フリーランス:全て自費
その他、受給額なども会社員の方が魅力的です。
- 受給額:会社員の厚生年金の方が大きい
- 失業・退職手当:フリーランスにはない
とはいえ、フリーランスは「国民年金基金」や「小規模企業共済」に加入することができます。
「国民年金基金」は、厚生年金のように国民年金に上乗せする年金制度のこと。
「小規模企業共済-中小機構-」は、フリーランス廃業した時などのために積立ができる共済制度です。
どちらも、掛け金が全額所得控除になり、節税対策にもなりますよ。
フリーランス|事業が厳しくなっても給付金などの支給対象となる
- 家賃支援給付金(2020年)
- 持続化給付金(2020年)
- 一時支援金(2021年)など
上記は2020年から始まったコロナ禍で、経営が厳しい状況におかれているフリーランスなどの事業支援が目的で創設されたものです。
6.社会的な信用度
- 会社員:高い
- フリーランス:低い
ただし、上記はフリーランスとして活動し始めた段階の状況ですね。
フリーランスもきちんと税務署に「開業届」を出すことや、毎年の「確定申告」をし納税をしっかりやっていれば社会的信用を高められます。
マイカーローンやマイホームローン、クレカなど持つ予定があるなら、会社員のうちに取得しておく方が良いですね。
7.ライフスタイルの自由度
- 会社員:低い
- フリーランス:高い
フリーランスは、ライフスタイルに合わせて「時間」や「場所」「仕事」を選ぶことができます。
その具体例としてリモートワークは「時間」「場所」は問いませんから、大変魅力的な働き方です。
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ですが会社員の場合は、仕事や勤務時間、出社日、勤務場所などが決められていて拘束感があり非常に窮屈です。
気の乗らない飲み会(忘新年会や歓迎会)参加は、自分の自由な時間が奪われてしまいます。
2.会社員かフリーランスを選ぶポイント!|どっちになるべき?
会社員に向いている人 | フリーランスに向いている人 |
スキル・知識に乏しい新卒社員(20代) | 今の仕事のスキルに自信がある人 |
働くことに「一定の安定」を最優先する人 | 収入にはこだわりたい人 |
仕事にこだわらない人 | 挑戦することが好き |
それぞれで良い悪いがありますから「○○になるべき!」ということは一概には言えません。
つまり、働いていくことに対し「何を重視するか」によるんですよね。
例えば、生活するための収入を「安定」させたい方など、会社組織の枠で守られたい方は会社員です。
さらなる高みを目指したい(「収入」「やりがい」「挑戦」)方は、フリーランスが良い働き方になります。
スキルについては前述したように、スキルがないとフリーランスではやっていくことが厳しいです。
会社(上司)のようないちいち指示してくれる人もいません。
ですから、自分からさまざまなことを学んで挑戦していく能動的な行動が必要です。
今一度、あなたの現状のスキル、将来やりたいことなどを棚卸しして考えてみましょう。
やりたいこと、向いている仕事が見つからなければ、まずはあなたの「特性」を見つけてみましょう!
>>向いている仕事はなんなのか見つける方法|まずは特性を見つけてみよう!
3.会社員とフリーランスの掛け持ちもできる
今会社員なんだけど、いきなりフリーランスになって失敗や後悔はしたくない。
こんな方は、会社の仕事とは別な仕事を掛け持ちしてみましょう!
つまり、副業としてやっていくことですね。
具体的には、知人・友人などに直接営業してみたり、クラウドワークスなどで仕事を取ってみること。
無理なく少しづつやっていくことで、仕事を獲得する感覚や自信・スキルが着いていきますよ。
Web制作やデザイナー志望なら、フリーランス志望じゃない人でも転職前に2〜3案件こなしてみるのはオススメです。その実績で「実務未経験」じゃなくなるし、実案件ではスクールで学んだことだけじゃ対応しきれない部分が必ずある。その『+α』と本気の姿勢が大きな差になるので、ぜひ挑戦してみてほしい
— ショーヘー@デイトラ運営 (@showheyohtaki) April 30, 2021
まとめ
最後に要点をまとめて終わりにします。
会社員とフリーランスを以下6つの項目で比較した結果です。
会社員かフリーランスかを選ぶ基準として、現在の仕事のスキルや経験・実績が基準となります。
例えば、フリーランスは「会社員以上の収入が得られる!」ということだけで、20代前半の方がフリーランスになることはあまりオススメできません。
今は会社に留まり、スキル・経験を身につけていきましょう。
しかし、仕事のスキルなどがある30代40代あれば、会社員に留まらずフリーランスとして活動していくことを考えても良いです。
今以上のやりがいや収入を得ていくことをオススメします。
とはいえ、いきなりフリーランスになることが不安なのであれば、副業などで感覚を掴みながら少しづつ進めていくと、失敗・後悔も防ぐことができます。