新入社員ですが雑用ばかりで毎日がつまらないです。
もっとバリバリ働きたいのに、雑用ばかりでは働くモチベーションも下がります。
ずっとこのままだと将来も不安です。
本記事の内容
- 新入社員が雑用をする理由
- 雑用をしない人をどう思うか|それぞれの思惑
- 雑用しかさせてもらえない期間が長く続くと危険
新入社員の「雑用」は、やっていて損ではなく、むしろあなたが「仕事ができる人」になるためには必要なことです。
「雑用」が出来ない人は「業務」も出来ませんし、その逆も同じようなことが言えます。
しかし、あなたはまだ新入社員ですから「業務」的な仕事はまだ難しいです。
「雑用」をしっかりやって「雑用」から学ぶことで、本格的な「業務」もできるようになっていくんです。
事実、僕も新入社員の頃は雑用をしていまして、当時は「させられていた感」が強かったです。
しかし、年数が経つと「雑用」の重要性や意味が分かってきました。
「雑用」とは、会社の「仕事」の一種であって、先輩たちがやっている「業務」となんら変わりはないんです。
「雑用」をキチンとしてきた人とそうでない人は、その後の仕事(業務)の出来栄えに大きな差が生まれます。
新入社員であるうちは、しばらくは勉強だと思ってやっていきましょうね。
1.新入社員が雑用をする理由
基本的に、新入社員が「雑用」をする理由は以下のとおり
- 単純に仕事に対するスキルがないから
- 信頼獲得になる|仕事をもらえることにつながる
- 社会人として「業務」に必要な素質を学べるから
- 仕事に必要なコミュニケーション能力が身に付けれるから
順番に解説します。
1.新入社員は仕事(業務)に対するスキルがないから
新入社員は、先輩などと同じように仕事(業務)をこなすことは難しいです。
つまり、会社の仕事(業務)をしていくだけのスキルが不十分ということ。
ですが、この事実は新入社員ならどの会社でもあり得ることですから、心配しなくても大丈夫です。
会社だって、せっかくの若手戦力をいつまでも「雑用」ではなく、最前線で収益に貢献してほしいと思っています。
会社としても、花の新入社員にいつまでも雑用をやらせるわけはありません。それこそ、宝の持ち腐れです。ただし、新人にはすぐに任せられる仕事が少ないのが現実です。/「入社3ヶ月までに必ずやっておくこと」中島孝志
— いとじゅんbot (@sh401_b) May 8, 2021
2.信頼を勝ち取る|仕事がもらえることにつながる
与えられた仕事(雑用)に対して、キチンと向き合えることができれば、上司(会社)の信頼を獲得することができます。
信頼を得ることで「仕事(業務)を任せたい!」と思ってもらえるようになります。
しかし「雑用」を適当にやっていれば、上司などに見透かされて業務に入るのは長引きます。
「こいつに仕事を与えても、やる気なさそうに適当にするんだな」と思われて信頼を失いうからです。
「雑用」と「仕事」は切り離されて捉えがちですが、そうではありません。
「雑用」も先輩たちのやっている「業務」となんら変わりのない会社の「仕事」の一つなんです。
ですから「雑用」も会社から与えられた立派な仕事として、前向きに一生懸命やっていきましょう。
新入社員は信頼を積むことが重要。
仕事を選ばず、雑用でもどんなに些細なことでもこなしていく。
そして、自分の上司や先輩から仕事を奪えるようになろう!
これが新入社員が成長していく理想形と言える。— たっしー@高卒×転職ブログ (@tassy_tensyoku) April 1, 2021
【小さな力で大きな成果】
新入社員の時、「仕事は雑用で回ってる」という話を読んだ。雑用が存在しない職場はない。テコ入れする人はいないが、変えてほしいと思ってる人は多い。アイデア勝負できるから若手にはアピールチャンス!地味な事もできてこそ一流。大事なのはfewer&bigger👍
信頼を獲得しよ— Porto/ただただ英語を呟く人 (@Porto01383381) February 15, 2021
3.社会人として必要な素質を学ぶ
雑用はめんどうだし、やりがいもありません。
ですが、雑用は社会人として、また仕事をやる上で必要な「気配り」が学べます。
「気配り」ができる人になると、他の社員も仕事がやりやすくなるし、仕事の効率化もできるんですよ。
仕事効率化
例えば、すごく忙しい上司がパソコンのデータを印刷しようとして、紙がなかったらどうでしょうか?
急いでいるのに紙がなく印刷できないとストレスです。
さらに、お客さんを電話口で待たせていたりすると、お客さんにも迷惑となります。
でもあなたが常に紙を補充している場合だと、上司などが紙がないことによるストレスを抱えることもありません。
たかがプリンターの紙の補充という雑用です。
ですが、仕事をする上ではみんなの役に立っているのです。
細かな気配りができるようになる|仕事ができる人
気配りができるようになると「仕事ができる人」になります。
なぜなら、仕事は一人でするものではなく、みんなで連携しながらしていくものだからです。
例えば、仕事をしていく上でつまづいたり失敗するといった問題もでてきます。
その問題を自分の懐だけにしまっておくと、もし他の人があなたと同じ問題に直面すると非常に困ります。
その人は長時間悩み続け、仕事が進まなくなるかもしれませんね。
では、あなたが仕事をしていく中で、出てきた問題やその解決策をあらかじめみんなに横展開してあげるとどうでしょうか?
周りは無駄に悩む時間も減って、効率的に仕事ができませんか?
横展開することは、特にあなたに与えられた仕事ではありません。
でも「自分の困った経験を生かせればいいな」と、ちょっとした気配り(問題の横展開)ができると、全体的に仕事がうまくいくのです。
与えられた仕事をすることは、当たり前です。
自分の仕事だけサッと終わらせて帰る人は、上司もきちんと見ていて評価なんてしません。
なので一人だけ仕事をこなすことは、決して「仕事ができる人」とはいえません。
全体の仕事がうまくいってこそ、それに貢献した人が「仕事ができる人」と言えるのです。
4.コミュニケーション能力が身に付けれる
僕もやったことのある「雑用」をザッと書いてみました。
仕事(業務)と違い地味な作業ばかりです。
- お茶出しなどの接客
- ゴミ集め
- 書類コピーやプリンターの紙補充
- 電話番など...
とはいえ、これらは関わった人たちとラフにコミュニケーションを取れる作業だと思いませんか?
例えばお茶だしなどの接客では、お客さんから世間話など持ちかけてくることも多いです。
込み入ったシビアな仕事(業務)の話ではありませんから、気楽に話すことができるんですよね。
他にも、電話番やゴミ集めなど、関わった人たちと会話(世間話)することにより親睦も深められます。
業務ともなれば、難しくシビアな話で堅苦しく会話も弾みません。
ですが、「雑用」は「業務」とは異なり、気楽に話せる機会を持つことができるんですよね。
職場に早く馴染むコツは仕事を早く覚えようとする姿勢と雑用を率先してこなすこと。
職場の人から好感を持たれやすいし、少しでも会社に貢献してくれてるとプラスイメージを与えます。
僕は転職先で率先してお茶出ししたり、先輩に質問しまくった。
新入社員や転職したばかりの人は是非参考に。
— ひよこ@人見知り人間 (@fszWyNGYhLa1Ypn) May 13, 2021
2.雑用をしない人をどう思うか|それぞれの思惑
限られた人ばかりが雑用するとなると、させられた方には不満がありますよね。
以下の方々それぞれで解説します。
- 同じ新入社員なのに雑用しない
- 先輩や上司が雑用をやろうとしない
1.同じ新入社員なのに雑用しない
同じ新入社員なのに雑用をしない人もいます。
雑用を意味ないことだと思っているんですよね。
やっても無駄だということです。
このような人は「気配り」ができないですから、今後「仕事ができる人」にはなりません。
2.先輩や上司もやろうとしない
先輩や上司も、雑用をしようと思えばできます。
なぜなら、先輩や上司も過去には雑用をしながら少しづつ仕事を覚えてきたからです。
決して雑用をやりたくないから単に押し付けているのではありません。
むしろ、新入社員のあなたにも雑用から学んで欲しいという思いがあるのです。
雑用が多く業務が進まない苛立ちもある
何もしない周りの人たちを背景に、あなただけ雑用が多いと仕事(業務)も進みません。
なので、プライベートな時間を削って残業となることもあります。
ですが、新入社員であれば与えられた「業務」だけではなく、こうした「雑用:をしながら本当に「仕事ができる人」になっていくのです。
気配りができるようになれば、周りもきちんと見えるので、困っている人をフォローすることだってできるんです。
そうなると、上司のあなたの評価も期待できますよ。
「雑用」は「業務」には直接結びつかないと思われがちですが、しっかりと会社の仕事には貢献しています。
不公平感はあると思いますが「仕事ができる人」になるためにも、地道にこなしていきましょうね。
3.雑用しか任されない期間が長く続くと危険
新入社員にとって雑用をすることには理由があることはお話しました。
ですが、雑用のみしかさせてもらえない期間が長く続くと話は別です。
成長が遅れる
仕事は実践してこそ、スキルや経験値がついてきます。
なので、「本業」ができないことには、あなたの成長は遅れます。
ですから2年後、3年後のことを考えると不安です。
万が一会社が倒産などといった危機に直面する可能性もあります。
また、あなたが会社を辞めたくなる理由もでてくるかもしれません。
そうなると、年数に見合ったスキル(経験)がないですから転職も難しくなります。
「業務」をさせてもらえず「雑用」ばかりさせられることは、新入社員が「放置」されるという問題に似ていますよ。
ですから、適切な対処をとった上で最終的に会社を退職するという方法も考えましょう。
関連新入社員で放置されるのは将来が不安|放置される原因と適切な対処法
まとめ|雑用は進んでやる!
最後に要点をまとめます。
基本的に、新入社員が雑用をする理由は以下のとおり
- 仕事に対するスキルがないから
- 信頼獲得になる|仕事をもらえることにつながる
- 社会人として必要な素質を学ぶ
- コミュニケーション能力が身に付く
「雑用」は「業務」には直接結びつかないですが、しっかりと会社の「仕事」には貢献しています。
「縁の下の力持ち」です。
不公平感もあると思いますが「仕事ができる人」になるためにも、地道にこなしていきましょうね。
ただ、雑用のみの期間が長すぎると、あなたの将来が非常に不安です。
なので、あなたの退路を見極める必要もありますよ。