会社を辞めたいんです。
でも訳あって辞められなくもどかしい気持ちです。
どう対処したら良いでしょうか?
本記事の内容
- 前提|会社は2週間あれば辞められる(法律あり)
- 会社を辞めたいのに辞められない理由
- 会社を辞めたいのに辞められない時の対処方法
- 辞めるまでの準備
本記事を書いている僕は、過去会社員を17年経験し、現在はWEB系のフリーランスとして活動中。
僕も会社を辞めたいと思った時があって、いざ会社(上司)にその旨を伝えると「引き止められる」結果に...
また、僕は4回会社を辞めたことあるんですが、そのうち2回は辞めることについて骨を折りました。
辞めることに対し障害があると、やりたいこともスムーズに進まないし、チャンスも逃してしまいます。
この記事では、会社を辞めたいのに辞めれないと悩んでいる方に、会社を辞められない理由を深掘りしつつ、それぞれの解決法について解説していきます。
1.前提|会社は2週間あれば辞められる【法律あり】
会社を辞めたいと思ったら、最短で2週間あれば辞めることができます。
これは法律(民法)でキチンと決められたことです。
なので、労働者(正社員)の「辞めたい」という意思表明を会社にすることで、2週間後には雇用は解消されます。
ですから、あなたの進退は会社側に決める権利はなく、最終的にはあなたにあるということを留意しておいてくださいね。
2.会社を辞めたいのに辞められない理由
会社を辞めたいのに辞めれないのはいくつか理由がありますよね。
- 会社から強引に引き止められる
- (家族、ローンなどを抱え)生活のため
- 他の社員に迷惑を掛けてしまう
- 甘えや逃げなのではないかと思う
- 次がない(やりたいことが見つからない)
上記理由を解決していけば、会社を辞めたくても辞めれない理由はなくなるわけです。
つまり、会社を辞めることができます。
これから順に解決策を解説していきますので、あなたに当てはまる理由の解決策を実践してみてくださいね。
3.会社を辞めたいのに辞められない対処方法
では、会社を辞めたいのに、辞められない対処方法を解説していきますね。
会社を辞めたいのに辞められない対処方法
- 強い「退職の意思」を見せましょう
- 家族で話し合う
- 会社は組織だから人は多くいる
- 不安があることは未知への挑戦|スキルアップ
順に解説しますね。
1.強い「退職の意思」を見せましょう
「引き止められる」の対処法ですね。
辞めることに対し「強い意思」を持つことが大事です。
強い意思とは、「辞める理由」や「今後どうしていきたいか」ということ。
これがあやふやだと、「ただ会社(仕事)が嫌なだけだな」と思われて、逆に説教されてしまいます。
ですから、辞める理由や今後の進路などをしっかりと伝えることで「本気なんだな」と思ってもらえます。
先に転職先の入社日を決めておく
また、先に転職活動しておき「入社日」をあらかじめ決めておくと効果的です。
僕もこの方法で会社を辞めたことがありました。
「会社に相談もなしで何で勝手に決めるの!」
と叱られましたが、理由は「引き止めに合う」ことがわかっていたからです。
人によっては退職日まで気まずいかと思いますが、辞めるまで少しの辛抱ですよ。
辞めたい会社をなかなか辞めれない気持ちに比べると、「あと何日で辞めれる」ことの方がはるかに気持ちが楽です。
チャンスを失う恐れ
引き止められると、それだけ時間的なロスも発生しますから、今後の(転職などの)チャンスも失ってしまいます。
- 人手不足だから...
- 他に行っても一緒だよ...
- 今辞められると困る...
上記のように様々な理由をつけて、なかなか辞めさせてくれないこともあります。
前述しましたが、そもそも会社を辞めるのは社員の権利で行使するのも自由です。
それを無視し、会社の都合で辞めさせてくれないのは非常に勝手なことです。
2.家族で話し合う
「生活のため」の対処法です。
家族がいたり、マイホームなどローンがある場合だと辞めようにも辞めることができませんよね。
あなただけの問題でなく、大切な家族に迷惑を掛けてしまうことにもなってきます。
ですが、あなたが辞めたい会社を辞めれずに心身ともに疲弊し、もし倒れでもしたら...
家族って口には出さないですが、こんな心配も内心しているんですよね。
ですから、あなたの家族は、あなたが会社を辞めたいということを全面的に反対するでしょうか?
家族にとってもあなたは大切な存在です。
辞める理由や、その後の進路をしっかりと家族に伝えてあげることで理解してもらえる部分はありますよ。
事実、僕は家族がいながらも、絶対に譲れない「金銭面」については確保することを約束し会社を辞めたことがあります。
ですからまずは、家族で話し合うことが大切です。
3.会社は組織だから人は多くいる
「他の社員に迷惑を掛けてしまう」ことの対処法です。
心配無用ですよ。
なぜなら、会社という組織は多くの人が集まった集合体です。
誰か一人が欠けてしまうと、その分他の社員に欠けた分の仕事が回したり、外部から人材を確保します。
僕がIT企業にいた時には、プロジェクト真っ最中にもかかわらず途中で抜ける人もいました。
会社としては抜けた穴埋めとして、外注だったり、他に手隙の人がいないか探し補充をしてくれました。
会社組織は、助け合いやフォロー体制が整っていますから、あなたは何の心配もなく辞めてもいいんですよ。
4.不安があることは未知への挑戦|スキルアップ
「甘えや逃げなのではないかと思う」との対処法です。
会社を辞めることは決して「甘え」や「逃げ」だとは言えません。
辞めたいと思うのは、あなたなりに会社やその環境・仕事に対し不都合なことがあったはずです。
そんな不都合なことを「甘え」や「逃げ」だとし、我慢し続ける必要はないのです。
僕は過去4回、会社を辞めた経験がありますが、どれも「甘え」「逃げ」だとは思ったことはありません。
むしろ、辞めて新しい環境に行くことは、あらたな挑戦をし自分が成長できるいい機会です。
「甘え」や「逃げ」だと我慢していると、せっかく成長できる良いキッカケをも逃してしまいますよ。
辞めたいのに辞めれない気持ちを押し殺しているのは、非常にもったいないです。
挑戦する環境は整っている!
「教育訓練給付金制度」というのをご存知ですか?
助成金をもらいながら「教育訓練」で資格取得を目指せる国の制度です。
最大のメリットは、資格取得で掛かった費用の「20%~最大70%」を国が補助してくれるんですよね!
対象となる資格は、英語力などの「ビジネス系」、看護などの「医療系」、ITなどの「専門技術」など合計約1万4千ほどあるそうです。
制度の利用は現在働いているサラリーマンの方でも受講可能です。
なので、どうしても今会社を辞められない期間であるなら、こうした「教育訓練給付金制度」を利用しあらたなスキルを身につけてもいいですね。
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5.自信を取り戻す|特性を再確認してみよう
「次がない(やりたいことが見つからない)」ということの解決法です。
「自信」を取り戻すことで、あなたの可能性は広がりますよ。
つまり、「自信」さえあればさまざまなことに挑戦できるんです。
おそらく今は、辛いことがあって自信を失っているだけなんです。
本当はやりたいことがあるのに、自信をなくしているせいで「出来ない」という意識になっているんです。
まずは、あなたのこれまでの人生の中での「成功経験」や「失敗経験」を考えてみましょう。
こうした経験から、あなたの得意・不得意なこと、出来そうな仕事が思い浮かんできますよ。
バックレるとどうなるのか
社会人としてはオススメできないことです。
バックれてしまうことで様々な人たちにも迷惑を掛けてしまいますし、本来得るべき権利(残業代請求)など失うことにもなります。
以前いた会社で、いきなり会社に来なくなった(バックれた)社員がいました。
上司などが、自宅訪問するも玄関口まで出てこようともせず、親が対応することに...
結局その社員は退職となりましたが、手持ちの仕事を終えていたことで、会社からの損害賠償といった責任問題には発展しませんでした。
しかし、未払い残業代はもらえませんでした。
いきなりバックれてしまうと「社員に何か(事件や事故でも)あったのか」と会社や他の社員に心配されてしまいます。
さらに自分の親までも巻き込んでしまいますから後味の悪い辞め方となります。
辞めるタイミングでは、会社に迷惑を掛けてしまい、可能性としては低いですが損害賠償といった責任問題にまで発展してしまいます。
バックれることはあなたにとって不利でしかありません。
ですから、バックれるよりかは退職代行サービスなどを使い、もらうべき残業代や今後の転職活動などでも不利にならないよう退職手続きを踏むべきです。
3.辞めるまでの準備
では、実際に辞めるまでの準備を解説していきます。
- 転職活動をする
- 会社から借りているものを返す準備
- デスクやPCの整理
- 退職のあいさつ回りリスト
1.転職活動をする
在籍期間中に転職先を見つけておきましょう。
辞めてからの無職期間をなるべく減らしていき、無職期間の不安を和らげることができますよ。
退職日を迎え解放感はあるものの、次の仕事が見つかっていないと収入の見込みがないですから、不安感に陥ります。
ですから、在職期間中にあらかじめ転職先を決めておくことで、タイムラグをなくしすぐに次の会社で働くことができます。
辞めることで精一杯で、転職活動まで手に付かない気持ちはわかります。
ですが、転職エージェントを利用することで、エージェントがあなたに合った会社やお仕事を探してきてくれますよ。
あなたは、その中からお好きな会社や仕事を選ぶだけ。
有名な転職エージェントを下記に紹介しておきますから、まずは複数のエージェントに登録しておきましょうね。
会社や仕事の選択肢を多く持つことで、失敗しない転職につながります。
2.会社から借りているものを返す準備
会社から借りている備品の整理をしておきましょう。
会社を辞めてから、実は自宅に会社のものが置いてあったりすると、あとで返すのが面倒です。
- 名刺(自分やお客さんのもの)
- 健康保険証
- 入館カード(鍵)や社員証、制服やパソコンなどの借り物など
あらかじめあなた自身で返却物をまとめておき、上司や事務員さんに確認してもらうと確実です。
2.デスクやPCの整理
デスクやパソコンの中身の整理を、日々少しづつしておきましょう。
いきなり最終日になって整理すると、必要なものと必要でないものの分別などで時間を使ってしまったり、
またパソコンなどの初期化も意外に時間が掛かってしまうことも...
退職日になって、定時退社することができなくなります。
特にパソコンの整理は会社によってやり方が決まっています。
ですから、日々少しづつでいいのでいらないものを整理し、退職日には余裕を持っておきましょう。
3.退職のあいさつ回りリスト
- 上司・・・最終日(夕方)
- 先輩・・・最終日(朝)
- 違う部署などお世話になった方・・・最終日の昼以降順次
- お客さん・・・お会いするのが最後の日、もしくは電話やメール...
- 社長や役員の方など...
上司や先輩、違う部署などお世話になった方へのごあいさつも必要です。
さらにお客さんへのごあいさつもあるので、挨拶だけで意外に時間がかかります。
最終日になって、会えない社員の方もいると思うので、あらかじめごあいさつリストなどまとめておくと良いでしょう。
最終日になってドタバタせず、あいさつ漏れがなくなって、気持ちよく退職することができますよ。
まとめ|会社を辞めるのはあなた次第、行動することが大事
最後に要点をまとめます。
会社を辞めたいのに辞められない理由とその解決方法は以下のとおり
会社から強引に引き止められる➡︎強い「退職の意思」を見せましょう
(家族、ローンなどを抱え)生活のため➡︎家族で話し合う
他の社員に迷惑を掛けてしまう➡︎会社は組織だから人は多くいる
甘えや逃げなのではないかと思う➡︎不安があることは未知への挑戦|スキルアップ
次がない(やりたいことが見つからない)
会社を辞めたいのに辞めれないのは、あなたが心地よくはたらくための機会損失にもなってしまいます。
事実僕も、過去に会社から「引き止められた」ことによって、行きたい会社への転職ができなかった経緯があります。
後悔しないためにも、とるべき行動をとり心地よく働ける環境に行きましょうね!