新入社員で入社した会社の配属先に不満...
希望が通らずやる気がありません。
今後どうすべきでしょうか...
本記事の内容
- 新入社員の配属が重要な理由
- 新入社員の配属の決め方
- 配属に不満を持った時にやるべきこと
- 今後やりたいことがやらせてもらえない時の行動
結論をいうと、希望の配属先に行けなかったのなら部署移動を志願したり、退職して希望の仕事が出来るような会社に行くべきです。
なぜなら、新入社員の配属は、今後の「仕事のやりがい」や「キャリア」に大きく関わっていく重要な局面だからです。
実際僕も新入社員として入社した会社では、希望の配属とはなりませんでした。
仕方ないかと思いながら月日が経つと、キャリアの実現にすごく時間が掛かってしまったという後悔しかありませんでした。
とはいえ、新入社員にとっては配属されれば我慢していかなきゃならないという気持ちが強いです。
ですが、あとから後悔しても遅く、早めの気づきを得て即行動した方があなたのためですよ。
私も経験者。
配属先が異なることはよくある。
そして配属を我慢する人もいれば、すぐに転職してしまう人もいる。私は前者であり、後悔している一人である。
若い人に言えることは、行動する勇気を持とう。by中年男性
https://t.co/ACwuBBbSph #東洋経済オンライン @Toyokeizaiから— まきぐみ@のらりくらり会社員 (@xxxmakigumixxx) April 15, 2020
1.新入社員の配属が重要な理由
- 多少辛い仕事でも我慢できてスキルアップが可能
- 目指すキャリア像への最短の道
- モチベダウンで仕事が嫌になる
順に解説します
1.多少辛い仕事でも我慢できてスキルアップが可能
仕事を楽しいと思うためには、まずは「やりたい(希望)仕事」をさせてもらう必要があるんです。
仕事が楽しいと感じれば、自分がスキルアップしているという実感を得ることができます。
多少辛い仕事でも、乗り越えた先の「成功体験」を多く持つことが出来るのです。
2.目指すキャリア像への最短の道
思い描いたキャリアへ進める配属ともなれば、目指すキャリアへのレールは敷かれたということ。
なので、ひたすら日々の仕事に邁進するだけで、早々と活躍することも可能です。
ですが配属に不満があると、将来思い描いていたキャリア像が変わったり、実現が遠のいてしまいます。
僕はこれまで、数社のIT企業やWEB企業など転職を繰り返し、現在WEB系のフリーランスとして活動しています。
IT企業入社当初は「WEB系」の仕事を希望していましたが、配属先は「組み込み系」でした。
将来的には「WEB系」で早々と独立したかったのですが、結果的に実現するのがかなり遅くなったんです。
入社当初は、我慢していればいつかは希望の仕事がさせてもらえるだろうと思っていました。
結局3年経っても希望した「WEB」には関われずに、退職したのです。
その時の感情は「なぜ勇気をもって早めに見切りをつけなかったのだろう...」と後悔しました。
3.モチベダウンで仕事が嫌になる
希望が叶わないと、物事を前向きに考えられなくなります。
やることなすこと全て否定的になり「頑張ろう」という気持ちがなくなってしまいます。
例えば、仕事は時には残業したり、嫌な人とも関わっていかなければなりません。
希望が叶わないと、こうした状況にも耐えていかないといけません。
「仕事をやらされている」という感覚に陥り、スキルアップもできずに仕事が楽しくなくなります。
2.新入社員の配属の決め方
冒頭でもいったように、僕自身も新入社員の時にその配属に不満がありました。
あとになって、上司に新入社員の配属のカラクリについて聞いたことがあるんです。
- 会社組織のバランスを維持することが大事
- 面接での希望は配属を決めるための「参考」
- 研修後の個々の上司の判断で決める
順番に解説します。
1.会社組織のバランスを維持
会社が新入社員全員分の希望を聞いていると、会社組織(各部署)のバランスが取れません。
バランスが悪くなってしまうと以下のような問題が起こってしまいます。
- 後継者がいないという問題
- 仕事量の問題
- 新入社員の教育負担が増大する問題など
たとえば、ある人気の部署に新入社員全員を配置してしまった場合のことを考えてみましょう。
そうなると、その他の部署には若い後継者がいなくなってしまいます。
さらに、人が多い部署だとそれだけ多くの仕事を取らないといけませんが、取る仕事には限界があります。
仕事があるうちは良いですが、不況にもなると仕事は減っていきます。
ですから、仕事をさせてもらえない社員も増えるということです。
また、人が多い部署だけが本業の傍で新入社員の教育をしないといけないという、アンバランスな状況にもなってしまいます。
会社全体としてうまく機能するようにするためにも、適切な人員配置を行う必要があるのです。
ほとんどの会社が社員にスキルアップの機会を十分に提供していません。総合職で採用して、適正判断という勝手なガチャで配属を決め、ジョブローテーションばかりさせる。
結果として転職市場で勝負できない人を大量に生み、45歳を境目にリストラする。
会社に自分の将来をまかせてはだめだ。
— ジョナサン@悩みを捨てて自由な自分になりたい (@jyonasan_life) February 10, 2020
【客先常駐エンジニアは配属先を選べない】
多くの企業は、社員のスキルアップよりも利益を重視します。たとえば、以下2つの現場がある場合、①の現場に配属される可能性が高いです。
①スキルアップは期待できないが、契約金が高い
②開発経験を積めるが、契約金が安い— 転キャリ爺さん (@ten_career) August 8, 2020
2.面接での希望は配属を決めるための「参考」
あくまで面接での新入社員の希望は「参考」という位置付け。
ですから、面接での希望が必ず通るということではありません。
面接からわかることは、新入社員の「やる気」や「経歴(履歴書)」です。
ですが1回や2回会って話しただけでは、新入社員の素質(性格)など見抜けるわけではありません。
「やる気」をどれだけ訴えても、口先だけでは信用性に欠けるということですね。
面接で訴えた希望は、会社(上司)で配属に迷ったら聞こうかなという程度です。
3.研修後の上司の判断
入社研修後の、上司(管理者)の判断で配属される場合もあります。
つまり、入社研修時のパフォーマンスからその後の配属を決めようというもの。
面接では見抜けない「人柄、仕事の理解度、勤勉さ、性格など」を研修を通して知り判断します。
新入社員本人の希望よりも、上司の感触(お気に入り)だけで決めることもあるようです。
事実、研修で上司と仲良くなった同期は、その上司の部署へ配属されていましたね。
本人の希望は全くそうではありませんでしたが...
社員は仕事を選べない
結局のところ、新入社員には部署を決める権利がほぼないんですよね。
僕も新入社員の頃、あなたと同じように希望部署へは配属されず、上司に不満を言いました。
すると、上司の回答は「社員は仕事を選べないと思え」とはっきり言われました。
新入社員の配属には、会社組織の都合や、会社(上司)目線による判断が優先されているようです。
3.配属に不満を持った時にやるべきこと
配属に不満があるのなら、後悔しないためにもやって欲しいことをこれから解説します。
今の会社にはっきりと見切りをつけるためにも、実践してみてくださいね。
- なぜ希望部署に配属されなかったのか会社の本心を聞く
- 会社はあなたの将来をどう考えているのか聞く
- 自分の将来像(意思)を伝える
順に解説します。
1.なぜ希望部署に配属されなかったのか聞く|会社の本心
希望しない部署での仕事にはやる気が起きません。
なので、会社の真意はどうなのかまずは聞いてみてください。
もしかすると、期間限定の暫定処置なのかもしれません。
もしそうだとしたら、まだ残ってみる価値はあるかと思います。
しかし「社員には仕事を選ぶ権利がない」とか言われたのであれば、もう今の会社に見切りつけるべきです。
会社組織に振り回されて、一向にあなたの希望を聞いてくれない状況が続きますよ。
2.会社はあなたの将来をどう考えているのか
配属先であなたがどのようなキャリアを積んでいくのか聞いてみましょう。
もしかすると、あなたがやりたかった仕事の土台(基礎)となるかもしれません。
なので、基礎知識を学んだ後、希望部署への配置になることも考えられます。
しかし、今後あなたの好きな仕事ができる期待もなく、また基礎知識を学べるような部署でもないとしたら、もうその会社に残る意味はありません。
なぜなら、好きでない仕事をこの先ずっとやっていくことになると、毎日がつまらないです。
やりたくもない仕事を永遠とやる可能性だってあるんですよ。
3.自分の将来像(意思)を伝える
あなた自身、将来「こんな仕事をして、こうなりたいんだ!」ということを訴えましょう。
具体的に「こういった仕事がしたいのでxx部署に変更したい」という旨を伝えます。
それに対し、上司の返答が「変更できるか分からない」「検討しておこう」などといった当てのならない回答だとしたら、もう会社を辞めておくことをオススメします。
なぜなら、出口のないトンネルを歩いて、いつまでたってもあなたの希望は叶わずやるせない日々が続くからです。
3.今後やりたいことがやらせてもらえない時の行動
もしあなたの希望が、今後も期待できそうにもないのであれば、辞めて転職することをオススメします。
理由は前述したように、このままではあなたの仕事のスキルはつかず、期待したキャリア像の実現が遠のくからです。
とはいえ、入社後いきなり転職というのも少し抵抗がありますよね。
しかし、新入社員として辞めたとしても「第二新卒」という特権が使えて、不利なく転職ができるんです。
「第二転職」という特権でやり直せる!
「第二新卒」とは、大体25歳から26歳までの新入社員が使える転職時の特権と言われています。
つまり、仕事の知識やスキル・能力なしでも「新卒」同様に「人間性」や「やる気」を重視して採用されます。
なので、スキルや能力なしという理由で、転職に不利になることはありません。
以下記事で、「新卒」で辞めても不利がなく、もう一度やり直すチャンスがある理由を詳しく解説しています。
まとめ
最後に要点をまとめて終わりにします。
新入社員の配属が重要な理由
- 多少辛い仕事でも我慢できてスキルアップが可能
- 目指すキャリア像への最短の道
- モチベダウンで仕事が嫌になる
新入社員の配属の決め方は以下のとおり
- 会社組織のバランスを維持することが大事
- 新入社員の面接での感触を元に決める
- 研修後の個々の上司の判断で決める
今後後悔しないためにやるべきことは以下のとおり
- なぜ希望部署に配属されなかったのか
- 今後自分はどのようなキャリアを歩んでいくのか。
- 自分の将来像はこうだ!
もし、きちんとあなたの将来を考えていてくれるのであれば、会社に残ってスキルをつけて活躍していったほうが良いです。
しかし、あなたの将来のことをうやむやにされたのであれば、あなたのためにもなりません。
数年後僕と同じように後悔する可能性もありますから、転職することをオススメします。
「第二新卒」という特権が使えますから、まだ「やり直し」が効きますからね。
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