仕事で失敗やミスばかり...
このままだとクビ(解雇)なのかなぁ...
そもそもどんなことをしたらクビ(解雇)になるの?
結論を言うと、一生懸命仕事をやっている中での失敗やミスでは滅多にクビ(解雇)にはなりません。
また、これまで会社員をやっていた中で、一生懸命に仕事をしている人の失敗やミスでは、クビ(解雇)になったという話も聞いたことがありません。
とはいえ、一方でクビ(解雇)になった人もいるのも事実です。
この記事では、仕事で失敗やミスをしてしまい「クビ(解雇)」になるか不安に思っている方へ、体験談を交え以下のことについて解説します。
- 仕事で失敗やミスばかりしてもクビ(解雇)にならなかった話【体験談あり】
- クビ(解雇)になるケース
- もしクビ(解雇)になった場合の手続き
- もし失敗やミスをしてしまった場合の対処
- 失敗やミスから立ち直るには?
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1.仕事で失敗やミスばかりしてもクビ(解雇)にならなかった話【体験談】
冒頭でも言いましたが、僕の経験上、仕事で失敗やミスばかりでもクビ(解雇)にはなりません。
理由は、一生懸命に仕事をしている姿勢があったからだと思っています。
これから、僕がこれまで見てきたクビ(解雇)にならなかった事例を、僕の失敗経験も含めて紹介していきます。
- 仕事についていけないおじさん
- 僕の失敗経験|損害2,000万円でもクビにはならなかった話
1.仕事についていけないおじさん
ある会社で、仕事で失敗やミスはもちろん、仕事にもついていけなかったおじさんがいました。
一緒に仕事をしていて、
「これはもうクビ(解雇)レベルだ」
と思っていても、クビ(解雇)にはなりませんでした。
そのおじさんの特徴は以下のとおり
- 仕事の説明をするも、すぐに忘れる
- 一度やった仕事は覚えていない
- 失敗やミスをするけどいつも人のせいにする|責任を感じない
一緒に仕事をしていて、教える人も、周りの人にも影響がありました。
失敗やミスのフォローはしないといけないですし、同じ説明の繰り返しです。
周りの人の、仕事の時間を奪っている感覚がないのです。
なので、失敗やミスをしても悪びれるそびれなんかなく、むしろ(説明が悪いだの)誰かのせいにする始末。
では、なぜこのような人をクビ(解雇)にしなかったのか...
クビ(解雇)にならなかった理由
- 仕事は休まず毎日来ている
- 仕事もしている(おじさんなりに)
まず、いくら怒られても凹まず毎日会社に来ていましたし、仕事もしているようでした。
おじさんなりに一生懸命に仕事をしている姿勢が見られたからです。
そもそも、覚えが悪いのは人の体質によるので、仕方がありません。
直しようがないんです。
ならば、忘れないような対策をすれば良いだけであって、それを周りが指導しフォローすればいいだけの話なんです。
会社側が何のフォローもせずに、おじさんの体質(や性格)だけを理由に「クビ(解雇)宣告」はできないと上司は言っていました。
たとえフォローしたとしても、そのフォローの仕方がまずかった可能性もあります。
なので、もし「クビ(解雇)宣告」でもすれば、逆に不当解雇として訴えられる危険もあるのです。
2.僕の失敗経験|損害2,000万円でもクビ(解雇)にはならなかった話
僕も20代半ばのころに、チームとして仕事をし大失敗をしました。
その内容とは、製品の納期に遅れて、お客さんに2,000万円の損害賠償を請求されたというもの。
納期に遅れたのも、品質が悪く改修作業に追われていたのが原因です。
ですが、誰一人クビ(解雇)にはなりませんでした。
会社にすれば、2,000万円の損害は大変大きいものです。
しかし、会社(社長)は
「今回の失敗から学ぶべきことはある。高い授業料だ。」
という話をして僕らを会社に残してくれました。
追求すれば、責任の所在は明らかになるのに、それもしようとしませんでした。
毎日の残業や、休日出勤など、僕らの持てる力で精一杯の仕事をしてきたことを理解してくれたのです。
関連仕事で失敗やミスが怖い|2,000万円の損害を出しても会社に残れた僕の話
会社は簡単にはクビ(解雇)できない理由もある
「会社は、社員を簡単にはクビ(解雇)にはできない...」
こんな話を、以前会計士に聞いたことがあります。
理由としては、国からの補助金(助成金)をもらう条件として、「過去に(何ヶ月か)会社都合退職」をしていないことがあるのです。
補助金(助成金)は会社にとってはすごくありがたいものです。
不況で利益が下がっている場合に、人件費などの出費を補助金(助成金)でまかなえますから。
社員をクビ(解雇)するには、こうした補助金(助成金)を受給するための権利を失うリスクもあるのです。
参考:「労働問題弁護士ナビ」-多くの支給条件に会社都合退職をしていないことがある-
2.クビ(解雇)になるケース|怠慢
一方クビになるケースも見てきました。
その理由は、職務怠慢や違法行為です。
これから、僕がこれまで見てきたクビになった事例を紹介していきます。
- 営業マン|サボり
- 横領
1.営業マン|サボり
営業マンによるサボりが見つかりました。
失敗やミス云々よりも、やるべき仕事を故意にしなかったことによるものです。
サボってしまうと、獲得できる顧客もできなくなってしまいます。
サボった分まで給料を支払わないといけませんから、会社にすれば損害です。
しかし、会社(社長)も、サボりを一度は許したものの、繰り返しサボりを行っていました。
こうした注意(警告)を無視し、恩情をを裏切る行為は社会人以前に人間として許せません。
2.横領
お客さんからの入金を、そのまま自分のポケットに入れてしまう社員がいました。
もう犯罪レベルです。
しかし、会社としても
「すぐに横領できてしまう会社の入金システムにも不備があった」
と最初は許しました。
ですが、その人は2度目の横領をしたのです。
もはや犯罪行為をするような社員がいては、他の社員にまで不安にさせるとしてクビ(解雇)にしたんです。
これも会社側の恩情を裏切る行為で、決して許されるものではありません。
以上、クビ(解雇)になるケースとならないケースを解説しました。
余程、人間として社会人としてあるまじき行為がある場合には「クビ(解雇)」になっていました。
次節、もし失敗やミスでクビ(解雇)になった場合の手続きについて解説します。
2.もしクビ(解雇)になった場合の手続き|会社都合か自己都合か
クビ(解雇)になった場合は一般的には「会社都合」退職です。
ただし、前節で解説した、違法行為に関することであれば「自己都合」という形の退職になります。
「会社都合」退職|倒産、本人の成績不振、リストラなど
一生懸命に仕事をして「クビ(解雇)」になるケースは、この「会社都合」に該当します。
「会社都合」の退職は、あまり経験することはありませんよね。
例えば、会社の業績が悪化してきた場合などにおいて、使われる退職理由です。
要するに、主に会社側に理由がある場合の退職です。
失業保険が手厚い
実は僕、会社の倒産があり「会社都合」の退職を経験しました。
失業手当の支給が早いですし、支給日数も長いので「自己都合」よりも多くもらえるんです。
また、健康保険の軽減があったりと、手厚い保証が受けれます。
再就職は不利?
僕の場合、再就職での面接では特に「会社都合による退職」についての追求は一切ありませんでした。
「倒産はあなたには関係のない会社のことだから」との理由です。
しかし、クビ(解雇)になったのであれば話は別です。
なぜ、成績不振だったのか理由を問われます。
なので、あらかじめ理解してもらえるような答えを持っておきましょう。
とはいえ「会社都合」による退職ですと、会社側の一方的な都合です。
なので、面接官には「あなたに頑張る気持ちがあった」と一定の評価をもらえるかもしれませんね。
「自己都合」退職|転職や結婚など
一方「自己都合」の退職は、自己で転職などする場合の退職理由です。
辞める社員側に理由がある場合の退職です。
「会社都合」の失業手当に比べると、その支給も遅く(3ヶ月後)、支給日数も短いです。
また、再就職する場合の面接時では「自己都合」で退職した理由を、納得できるように言わないといけません。
3.もし失敗やミスをしてしまった場合の対処
もし、失敗やミスをしてしまった場合は以下、2つの対応をすればOKです。
- すぐに上司などに報告する
- 原因・対処・対策をする
1.すぐに上司などに報告する
失敗やミスをしてしまい、「隠す」ことが一番やってはいけないことです。
なので、失敗やミスがあれば、早急に上司に伝えましょう。
なぜなら、失敗やミスによって悪影響が広がっていくばかりですから。
そうなってしまうと、損害も大きく取り返しがつかないこともあるのです。
僕もあの時、人を増やして欲しいと言えれば失敗はなかったのかなぁと思います。
しかし、今となってはあとの祭りです。
なので、小さな失敗やミスであれ、報告することは大切なのです。
2.原因・対処・対策をする
失敗やミスは誰でもあることです。
なので、その原因や対処、対策をすれば何の問題もありませんよ。
失敗やミスは、自分を成長させてくれるものでもありますからね!
関連失敗やミスはしてもいいんだよ!|失敗から成功や成長につながる
4.失敗やミスから立ち直るには?|常に前へ!
失敗やミスをやってしまい、一番ダメな行動は「落ち込んで仕事が進まないこと」。
こういう状態だと、周りの人も嫌悪感を抱くし、期待だってされなくなります。
そもそも失敗やミスで情けないと思う必要はないんです。
仕事ができる人は過去に多くの失敗・ミスをやってきた経緯があります。
ですが、それに立ち向かい続けてきたからこそ、周りに慕われている事実があるんです。
あなたも同じようにちゃんとミスや失敗に立ち向かうことで、ゆくゆくは頼られる存在にもなっていけますよ。
関連仕事で失敗やミスが続き情けないと思えたのなら立派|後の行動が挽回のためのキーポイント!
「気持ちを前向きに捉えられない...」という方は下記記事をご覧くださいね。
僕が以前に上司に言われた言葉から、仕事での失敗やミスに対する考え方・行動が分かりました!
関連仕事で失敗やミスした時の気持ちの切り替え方法|スッキリ仕事に集中!
まとめ
最後にまとめます。
仕事で失敗やミスばかりでも余程のことがない限り、クビ(解雇)にはなりません。
一生懸命に仕事をしている姿勢があれば、会社は何とか会社にいられないか模索してくれます。
しかし、万が一クビ(解雇)になっても「会社都合」による退職となります。
ですから、失業手当など手厚い保証ですし、再就職にも不利ではないです。
あなたは頑張って会社に残ろうとしたわけですからね。
とはいえ、再就職時には、なぜ成績がともわなかったのかという理由は必要です。
仕事による失敗やミスはつきものです。
ですが、そのあとの報告や対処、対策が必要です。
これさえしておけば、失敗やミスについて何ら問題はないと思っています。
また、失敗やミスから新しい知識や能力がつきますから、あなたが成長できるキッカケになるのです。
なので、失敗やミスを恐れず、積極的に仕事をしていってくださいね!
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